日々想事ひびおもうこと...紫能神巳

 

 

……悪夢? - 2002年09月29日(日)

一生、こんな風にこだわってゆくのかなあと、時々思う人間がいる。

最後に顔を見たのは、声を聴いたのは、私が18のときだったと思う。向こうも18だけど(笑)。
別々の高校に進学した私達は、逢う事も無かった。通学路が同じだったから、ごくごく稀に、逢うだけで。
逢う、というより、顔を見た、というだけで。
それから、私は学生になって、向こうは浪人だと風の噂に聞いた。
学生になって、夏休みに帰省している時に、偶然バスで乗り合わせた。
その時に、顔を見て、声を聴いた。声はかけなかった。ソレが最後、だったと思う。
ちゃんと、会話らしい会話をしたのは、中学2年ぐらいが最後じゃなかったか。
あの頃の、素晴らしい友人、誰よりも親しい友人として会話をしたのは、もう、最後が小学校6年生くらいに遡ってしまう。
私達は、いつ、あの関係を失ったんだっけ。

ソレなのに、今でも夢に見る。
時々、夢に出てきては、私を嬉しいような、寂しいような、そんな気分にさせて、消える。

一生、もうこうやって、こだわってゆくのかなあと思ったりするなあ。
忘れないのかなあ。忘れないんだろうなあ。
他の誰よりも格別で特別で、どうやったって忘れられないんだろうなあ。

多分もう、一生逢う事は無いんだろうけど、忘れられない人間として、私の記憶の中の、一番深いひだの中に刻み付けられたまんまなんだろうなあ。

目が醒めると、少し、悲しい気持ちになる。
今どうしてるんだろうと思うけれど、連絡をとる勇気は無い。
そのつもりもない。
忘れられない記憶として、ずっとずっと、きっと死ぬまで、引き摺ってゆくだけだ。

鮮明なカラー、フルボイスの夢。
これから私は、一生のうちであと何回、彼の夢を見るんだろう。


-




My追加

 

 

 

 

目次
昨日  明日

Mail Home