ナツ日記
間違った確信



今日バイト先にイカれてるとしか思えない男が来た。

「東進から出ている○○先生の現代文の参考書を探して欲しい」
と言うんでPCで検索したところ、その先生の本は二冊ほどで
しかも東進からは出てない。

ナツ「東進からは出てないようなんですが……」
客「いや、絶対出てるはずです。本人が出てるって言ってるんですから」

なんじゃそりゃ!

しょうがないので社員さんに聞きに行ったところ
同じようにPC検索されてやはり二冊以外に見つからない。
客にその二冊をPCの画面で確認してもらったら

客「ああ、それです」

…………東進じゃないんですけど……

とまあ、そこまでならまだよいのですが(あんまりよくないが)
問題はその先です。
その本というのが出版社と著者の間で手違いがあり
一度出版されたのですが版元に戻されることになったらしく
その改訂版が今週末に出る予定だったという話で、
結局は著者か出版社どちらかに非があるんだかわからないのですが
今週末には出せなくなっちゃったらしいんですよ。
んで、そのことを社員さんが説明したにも関わらず

客「今週末に出てるはずですよね?」
社員さん「いえ、ですから出てないですね」

人の話を聞かない(事情を聞いて第一声がそれか!)

客「話が食い違ってないですか?」

しかも怒るし(それはむしろこっちが聞きたい)

本が出てないことで本屋に怒られても困るんだよ!
文句があるなら既定日に出せなかった出版社か著者に言えよ!

しばらく悪態吐いていった後その馬鹿は帰り
(しかし私も内心じゃ負けず劣らず悪態を吐いていた。
「いつまでもネチネチネチネチしつこいんだよこのデブ!」とか
「そんなんだから女にモテねーんだよ!」とか)

ナツ「すみませんでした……」(ムカつき+疲れた)
社員さん「ううん……」(右に同じ)

思わず謝りました。
あんな馬鹿の対応をわざわざ手伝ってもらってしまったことにね!



後で同じパートの子に
「間違った確信持ったお客って困りますよねー」とか言われて
すごい皆で頷いてました。全くだね!



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『ボーダーライン』真保裕一。読了。

しばらく真保で読書できるな……!
本当に。お父さまさまです。
ハードボイルドは男がカッコイイ。素敵ですね。
甘えてきたりだらだらしてたり何もしないような男は
ホントにマジで生理的にもダメだと思います。鬱陶しい。