★ 夏海の日記 ★

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2007年07月06日(金) 電話で調べたこと

アンジュが、彼であるyoh君を独り立ちさせたいと思っています。
精神障害者手帳3級を持っていて、
16歳だか 17歳だかに 精神科に強制入院して以来、
アルバイト経験はあるものの、『会社』という組織に属したことがなく、
今、ようやく週に1度 3時間のバイトを始めたばかりです。

アンジュは、人を養う程の稼ぎがある訳ではなく、
人と一緒に暮らせる人ではありません。
 人がいると、眠れない人なので、(ってか、一人でも上手に寝られないんだけど...)体力的に 無理なのです。
現在週の半分ほどyoh君が泊まりに来る時の、yoh君の生活費を全部受け持ち、
(yoh君には、光熱費をアンジュに払わせているという『意識』がありません。)
ロクデナシのyoh君の父親は、yoh君をアンジュに任せたっきり、お金を出すどころか挨拶すらしないそうです。

「お父さんに殴られる」と言って、お金の問題やら 色々な問題を父親に言えず、
家に帰ると 体調(心の調子)を崩し、治療がはかどらない現状。
なので、家を出させないと、yoh君はいつまで経っても治らないとアンジュは言います。
私もそう思う。
だけど。
「うちに住めと言う 覚悟ができないの」と言うアンジュに、「それだけは絶対にしちゃダメ」と私は言いました。
yoh君が欲しいのは『母親』であり、『保護者』であるのだから、
一緒に住むと、絶対に保護者にならざるをえない。
アンジュは一人じゃないと寝られないんだから、一緒に暮らすと二人とも共倒れになるよってね。

そこでアンジュはyoh君の一人暮らしを模索し始めて、何とか支援センターをいうものの存在を知り、
なっちゃん、知ってる?って聞かれました。

私は障害者手帳を貰ったことも、生活保護を受けたこともなく、
私が知っているのは、自分が体験したことだけなので、生活を補助して貰えるシステムは知りません。
そして、そういう補助制度は、市町村によって違うので、yoh君が暮らしている町で調べないと、きちんとした正しい情報を得ることはできないのです。

そこで、仕事も辞めたことだし、取り合えず私の住むエリアで調べてみようと思いました。
調べること は、市役所の福祉課に行って、
1.精神障害者の等級による 支援(給付金)の金額
2.一人で住む または、グループホームに住むことは、可能かどうか?
3.お金の問題(働ける場所は?)



まず、『障害者支援センター』なるものについて。

まずHPを検索。
調べ方は、『○○県 障害者支援センター』で検索しました。

『独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構』のHPのTOPページは、こちら
  
http://www.jeed.or.jp/index.html

タブの欄の左から4番目の『障害者の方へ』をクリックし、
http://www.jeed.or.jp/disability/person/person01.html

『地域障害者職業センター所在地一覧へ』を右クリックし、「新しいウインドウで開く」をクリックして下さい。

『地域センター所在地一覧』が別枠で表示されますので、
http://www.jeed.or.jp/jeed/location/loc01.html#03
その中から自分の家から一番近所の場所をクリックします。
そうすると、所在地や地図、電話番号などが表示されます。

で、そこに電話を掛けて話を聞きました。



『障害者の方へ』のHPを見ながら電話しています。
聞きたいことは、2件。

1.16歳?の頃に入院し、その後社会に出たことがない『統合失調症』の人がいるのだけれど、どんなサポートを受けることができるのか?

2.35歳くらいの過去に『うつ』で入院した人がいるのだけれど、どんなサポートを受けることができるのか?



「1.」に関しては、
「今、働くことができる人」を対象にしているので、何とも言えない。
治療中の先生が何て言っているのか?(働いても良い状態なのか?)を先生に聞いてみてから、本人が電話で連絡してくださいとのこと。


「2.」に関しては、
・ 相談に乗る。(精神障害者総合雇用支援・ジョブコーチ 参照)
・ 面接時に 何って言って「休職中」のことを説明すれば良いのか?の練習をして貰える。
・ 仕事をする練習をすることができる。(就職準備支援 参照)
・ 『OA講習』以下に表記してある、資格等の取得講習は、精神障害者は利用できない。
  (注:資格等の取得講習は、ハローワーク主催の講習を受講してくださいとのことです。)


相談や、上記のサポートに関しては、料金は発生しないけれど、
交通費は、実費自己負担です。
活動は、平日(月曜日〜金曜日)
まずは、本人が電話をして、電話予約をしてから(要予約だそうです。)、
相談に出掛けてみて下さいとのことでした。




さて、yoh君の問題は 解決しませんでした。
現在、yoh君は一週間に3時間程度しか かろうじて働くことしかできないので、就職斡旋をお願いすることは無理です。
また、主治医もきっと良い顔をしないでしょう。
ということで、住むところを確保したい旨を相談してみました。

「『障害者地域支援センター』で探してみて下さい」 とのことでした。
そこで、検索開始
何と私がリンクしてある『メンタル・ヘルス・ネット』(TOPページ、はこちら→ http://www.mh-net.com/index.shtml)内の『精神障害者地域生活支援センター実施施設一覧』にヒットした。
  ↓
http://www.mh-net.com/resources/shiencnt.html

ここで、近所の施設を探し、電話をして話を聞いてみました。
そこは、宿泊施設と、就職へ向けての共同作業所がある施設です。





1.現在病院に通っているが、今通院している病院に通院しながら、ここへ入居することは可能か?

  はい。可能です。

2.共同作業所で仕事をすると、入居に必要な金額を稼ぐことはできるのか?

  ・・・無理です。お手当て程度のお金しか支給されません。
  あくまで、治療の一環として、仕事をする練習をするのが目的なので、『お金を稼ぐ』のは、無理です。

3.一ヶ月に いくら必要でしょうか?

  食費:25,500円

  施設使用料(施設に宿泊する為のお金):16,500円

  レクリエーション代:2,000円(外出や集団で活動する練習をする為に積み立てするお金)


何にしても、現在通院している精神科の先生に、ここでの生活が必要であると許可を得ないといけないこと。
ここで生活ができる(精神的な)保障があることを確認しないといけないので、
私ではなく、本人が直接電話することと、主治医の許可を得ること を言われました。

つきに必ず必要なお金が 44,000円であり、そのお金を用意できなければ、入居することができない。
問題は、誰が そのお金を用意するか?
治療費以外に...

っつーことで、まずは、これだけをアンジュに報告し、次は市役所へ行くことにします。


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