★ 夏海の日記 ★

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2006年10月20日(金) 調教

今朝も小猿たちは元気でした。
会社への最寄駅で、ここのところ毎日遠足なのかな?小猿たちとすれ違います。
小学1年生?2年生?
駅が公共の場であることを理解できていない小猿たちの騒がしさったら!!
出勤時間に出現されたらイライラします。
そう言えば、最近の小猿はセーラー服を着ていたりしますね。
腰で履くジーンズを履いていたり。
電車の中で携帯電話を取り出して友達にかけ、歌いだした女子高生を見た時には、この動物は一体何だ?!って思いました。
運良くその電車は普通だったので、次の駅で隣の車両に乗り換えることができましたが。

ごめんね。不愉快なことを書くかも知れない。(多分 不愉快な人には めっちゃ不愉快でしょう)
不愉快であれば、どうか それ以上読まないで下さい。
それ以上読んで、自分の心を もっと不愉快な方向に追い込むことはしなくても良いのですから。


昨日は改札口の前で全クラス?が座ってました。
『蜂の子をつついたような』とはこのことです。
微妙に屋内なので、子供特有の甲高い超音波が響き、わたしの中の不快指数が上昇して、速攻に逃げました。
今朝は先頭集団の小猿たちは動物園クラスの騒がしさで、次のクラスは静かでした。
そう言えば、2年生の先生が言ってたよなぁって思い出しました。
その言葉は、「2年生までに調教できなかったら、もう無理」です。

私は栄養士の学校へ行っていて、免許証を取得する為には校外実習を必ず受けないといけません。
大規模な工場の給食と、学校施設の給食と、病院の給食と、自分の学校での学食。
自分の学校での学食は自分達で献立を考え、仕入れをし、食券を売り、学食を作り、お金の集計をして終わりです。
予算内で栄養価を計算したバランスの良い献立を立てること。
それは 美味しい食事であること。
最終的に 予定したお金と、実際にやってみたお金は 合っているかどうか。
それを実習を通して学ぶのです。
実際 献立を立てる立場になるのですから、栄養価だけではなく、材料の仕入れ値から考えないといけないので。

病院では特別食、病人食を、工場では大量に作ることを学び、学校では食を通して子供に食の大切さを教えることも課題の一つです。

で、小学校へ行きました。
給食を作り、一人一学級に派遣されて、自分が作った給食を 子供達と一緒に食べる。
私が派遣された学級は2年生でした。
その先生は、とても若く、「私には その能力がない」と言いました。
「だから、こんなに騒がしい」のだと。
「この(動物園のような)状態が普通ではなく、他の教室を見てみて。それが普通。」って言ってました。
小学校1年生はサルです。
それまでの人生の中で、自分がまったく興味がないことを 時間を拘束されて同じ場所で動かないで受ける、『授業』というものを経験したことがありません。
1年生では、その状況に少しずつ慣らしていくことから始め、2年生になって ぐっと勉強が難しくなります。
勉強が難しくなる。
興味がない子供は ますます訳が分からないことを聞かないといけません。
イスという固定の場所に座って。
自分の意志とは関係なく、イスという固定の場所に強制的に座らされて。

ここで、きちんと調教できていないと、「そうして良いのだ」と覚えてしまうのです。
授業中は、お喋りをしない。
授業中は、イスから立ち上がって自由に歩き回ってはいけない。
そして、先生の話を、授業を ちゃんと聞いていないと、勉強がわからなくなる。

人間は、生まれたばかりでは、サルも人間も そう大差ありません。
犬もネコも。
うちのテトは、とてもやんちゃで、まだ教えていないので 『お手』はできません。
じゃれて噛むので、噛んではいけないと教えているところです。
おしっこや うんちの場所を教えて、できたら誉めます。
失敗した時は、怒らないのがポイントだと、初めて知りました。
なぜなら、『おしっこ(うんち)をすること』がいけないのだと思うからなのだそうです。
仔犬にとっては、おしっこ(うんち)をするのは当たり前で、だから何に対して怒られたのかが理解できないのだそうです。
おしっこ(うんち)をした → 怒られた → おしっこ(うんち)をしたら怒られる → 極限まで我慢する → 当然病気になる
もしくは、おしっこやうんちをしたら怒られるので、隠れた場所でするようになる。
なので、上手にできた時にだけ、誉めるのが有効な『しつけ』なのだそうです。

先日 同じチワワの子に会いました。とっても大人しい女の子(2歳)でした。
「大人しいね。うちの子は、大騒ぎするよ」って言ったら、「しつけ教室に預けなさい」って言われました。
「最初が肝心よ。子供のうちに、しつけ教室に預けて、良い事と、悪いことを教えて貰いなさい」って。

獣医さんから、パピー教室(仔犬のしつけ教室)の案内が来てました。
叱り方、誉め方、犬との上手な接し方を教える教室なのだそうです。(たぶん)

で、今朝、子猿集団を見て考えました。
犬はしつけるのに、小猿はしつけないよなぁって。
野放しの野生状態のまま、小学校に入れて、そりゃー 学級崩壊もするわなってね。
優秀な先生はノイローゼになり、暴力で押さえ込む腐った教諭は 優秀だと勘違いされる。
TVで、先生をターゲットとした『人との付き合い方講座』を取材しているを見ました。
その中で、「授業中に立って歩き出した生徒の肩に手を乗せて「座って授業を受けようね」と言って座らせたら、
親に「強制的に座らされた」と抗議された。私はどうして良いのか判らない」と言っている先生がいると言っていました。
もし同じ立場であれば、私も言うでしょう。
どうして良いのか判らないと。

一定年齢を過ぎても小猿のまま人間になれない子供の親は 猿である。
自分を人間だと思っているだけに 性質(たち)が悪い

教育すべきは 親であって、子供は被害者であり、人間になるように育てられていないだけなのだ。

赤ちゃんは猿と同じ。
人間に育っていく為には、人間になるように育てないと無理です。
しつけや 教育とは そういうものです。

アメリカだったかな?
何歳までだったかは忘れたけど、ある年齢に達するまでは、『she(彼女)』『he(彼)』ではなく『it』なのだそうです。
まだ人間ではなく、野生動物と同じなのだと。
だから、人間になるように育てないといけない。


猿は群の中でしか暮らせない。
小猿時代、親や少し年上の小猿に群で暮らす為のルールを教え込まれる。
小猿だからと許されているものや、小猿でも許されないことがあり、
こっぴどく叱られている小猿の映像をTVで何度も見た。
今の日本人は、猿以下ですか?

そんなこんなを考えながら会社の門をくぐったら、社員証の替わりに定期を出していた。
朝っぱらから 私ったら お茶目さんだこと ^^;


で、ネットサーフィンをしていたら、こんなコラムを発見した。
例の苛めによる自殺の件。
私は新聞や週刊誌は読まないので、TVニュースかラジオ、ヤフーなどのニュースで事件を知る。
それにはこう書いてあった。
父親が「息子が夜遅くまでインターネットをしていて寝ないんです。」と教諭に相談していたのだと。
それがきっかけなのかどうかは分からない。
消しゴムを拾っただけなのに、なぜ『偽善者』という言葉が、どこからその言葉が出て来たのか、私には不思議だった。
その子が見ている見ていないは別として、腐った教諭ならエロサイトを見ていると思っても不思議はないわな。
でも、男の子は小さい頃から「おっぱい」が大好きで、
母親のから始まって、幼稚園の先生や週刊誌など、喜んで見るのは『普通』のことだと思うのだが。

腐った教師を見抜けなかった父親は、きっかけを作った一人だと思う。
それ以前に、早く寝ろと言うのは、早く寝かしつけるのは、親の仕事だと思うのだが、どうよ?
赤の他人に相談してどうするよ?!
仮にエロページを見ていたとする。
私の弟は、ロリ漫画が大好きだった。
私の母親はそれを読んで弟に言い聞かせていた。
「これは、漫画の世界であって、架空の世界であって、本当の女の子は、こんなことでは喜ばない」と。
漫画と現実を混同してはいけないと。

私と母親は相性が悪かったが、母親は愛する息子を犯罪者にはしたくなかった。
弟はボランティアで小学生と接する機会が多く、小学生からとてもとっても慕われていた。
だからこそ、きちんと話し合い、目を見て説明することが親である自分の仕事だと知っていた。

自分の息子の家庭ですべきプライベートな話を なぜ赤の他人に相談するのか?
なぜ自分の息子と対峙できないのか?

どうしてその子は助けてと言えなかったのか?
それは、家庭には、信用できる大人がいなかったからだ。
同じ気持ちを私は共有している。

息子を返せと父親は泣いていた。
それ以前に 息子の様子を観察できなかったのか?
息子と 目と目を合わせて 対峙できていたのか?

私は苛めに遭っていた。
大人は信用できないと思った。
教諭など信用に値する存在だとは思ってはいなかった。
助けてくれるとは夢にも思わなかった。
死ぬ時は、苛めの張本人の家の玄関で首をつって、その姿をさらして一生忘れられないようにしてやろうと思っていた。
自分の命を犠牲にするのであれば。
戦うとは、そういうことだと思っていた。

学校なんて、行かなくても良い。
日本になんて 住んでいなくても良い。
小猿や猿が大きな顔をしている今の日本では、人間の子供は、人間の大人は、生きるのに知恵を使って戦わないといけない。
一人で。
孤独に。

生きなさい。
どうか 生きて下さい。
生きて、力を蓄えて、どこの世界でも暮らせるように。
今ある世界が 世界の全てではなく、
世界は広く、あなたの幸せは無限に広がっているのだから。
あなたはそれを手に入れられる程の『人間』なのだから。


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