★ 夏海の日記 ★

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2001年10月30日(火) 答えは私の中にある

これを書いている今は、11月6日...
すでに日記じゃ、なくなってるわ〜 ^^;

10月29日に書いた日記を読んで、友達が教えてくれた言葉が、まさしく私の欲しかった言葉だったので、それについて書きます。

29日、カウンセラーの存在が欲しいって書いたのだけど、彼女の言葉を借りると、私が今 欲しいのは『心を写す鏡』なのです。

私が長い間自分の気持ちを我慢していて、どんどんストレスを溜めて、壊れてしまった話は、今までいっぱいしてきしました。でね、誰にも言えなかった私の心を、一番最初に話をしたのは、長い付き合いの指圧の先生だったんです。その付き合いは長くて、私が20才くらいからだから、私のストレス加減が判ろうというものです ^^;
私の肩凝りの歴史は長くて、それは『体質』なんだと思っていたけれど、どうもストレスのせいだったようで。だからストレスが我慢できない状態、つまり寝込む状態になる直前になると、もう泣きそうなほどの肩凝り&首凝り&頭痛に襲われます。そして先生に泣きつきに行くんです。辛いよ〜!何とかして下さ〜い!って。で、指圧や鍼をしてもらって、その次の日、寝込むんです。(それが『普通』だと思っていたっていうのが怖いなぁって思います)

さて、彼は『少林寺拳法』の師範で、『少林寺』っていうくらいだから、師範クラスになると、お寺の住職の資格がないとダメなのだそうです。つまり、彼は少林寺のお坊さんなのです。(もちろん普通の生活をしているので『在家出家』になるのでしょうが)だから、精神的な話ができるのですが、そういう(ぼくはお坊さんなんだよ〜って)話を聞いたのが、7年ほど前なので、それ以来かな。私が自分の弱音を吐けるようになったのは。

流産して、その傷が癒えず、毎日毎日辛い毎日だった時に、前にも書いたけど、仕事で転んで、自分の意志で体の力が抜けない状態になって、彼の元に通いました。筋肉を柔らかくするお薬を飲んで、指圧や鍼をしてもらって、でも体の硬直が取れず、体が緊張しているせいで、睡眠も充分取れないという体的にも辛い毎日でした。
その時に先生が言ってくれた言葉をお教えします。

ぼくは、指圧や鍼で体を治すお手伝いをしてあげることはできる。でも、本当の意味で治すのは、自分自身なんだよ。何か辛いこと、ある?

ぶわーって涙が出ました。その言葉は、私が本当に欲しかった言葉だったんです。心に溜まって、膿のように溜まっていた、辛い辛い思いを吐き出しました。私は流産で辛い思いをした。なのに、当然のように働かされている。流産でさえ、義母の世代には「たったそれだけ」の出来事で、よくある「大したことのない」出来事で、流産だったのに、『ただ生理が遅れただけ』だとさえ言われました。なのに大げさだと。
そして、ころんだことも、着地があまりに華麗だったため、この体中の痛みは、痛がりな私の大げさな表現だとしか思われていないということ。
毎日何を言われるかと、心でファイティングポーズをとって生活していて、心でファイティングポーズをとったまま寝ているので、眠れないっていうこと。
心に膿がいっぱい、いっぱい溜まっていたんだと思います。それを吐き出すことが出来た。吐き出せる相手ができた。

辛いことは辛い。でも、その思いばかりに囚われていては前に進めない。だから、少しずつ少しずつ未来に歩いて行けばいい。それは、夏海さんがすること。夏海さんにしかできないことです。だからね、体が辛くなったらいつでもおいで。お手伝いは、いつでもするからね。ここへ来て、体の疲れを取って、また頑張れば良いんだから。って言ってくれました。

先生が、何かアドバイスしてくれたとか、カウンセリングしてくれたとかではなく、ただ私を受け入れてくれた、弱っていても私、泣いていても私、笑っていても私、私が私でいるだけで、ただそれだけで良いんだってことを教えてくれたの。
泣くなら、どんどん泣きなさいって。

でも、泣きやむのは私が決めること。
その後に、1歩踏み出すのも私。
先生は、手助けは出来るけれど、私の替わりには誰にもなれないんですよね。

だから
泣けるだけ泣いたら、
私は私の足で立って
自分の足で歩き出す
答えは私の中にある
それを見付けるか、見付けられるか

その言葉は、関係ない人には、ただの言葉かもしれない。でも、その『ただの言葉』の中に真実があるかもしれない。生きる、考える為のヒントがあるかもしれない。私が先生の言葉の中に救いを見付けたように。
本当に欲しいのは、私の心を写す鏡なんだけど、そんなものは悲しいかな存在しないから、指標になる存在や、目標になる人、私が私でいられる存在が身近にあるなら、私はいま、幸せなのかも知れない。

でもね、カウンセラーが欲しいの(くどいって? ^^;)


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