★ 夏海の日記 ★

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2001年10月05日(金) 沖縄の想い出 3日目

って、オイオイ
もう 12月だよ〜(自分で突っ込んでみました (。。;)

2日目の夜から修学旅行の高校生たちが宿泊したので、ホテルは一気に活気づいたっていうか、騒がしくなって、3日目は、ビーチもマリンスポーツも全部占領されちゃったんです。
本当は、パラセイリングをしたいね〜なんて言ってたんだけど、それも予約ができない状態だったので、諦めて隣にあるローカルビーチへ行くことに決めました。
水着に着替え、支度をしてたけれど、「あれっ?ローカルビーチ、どこ??」って状態で、もしかしたら車で行かなくちゃ行けない場所かも...ということで、運転免許書とレンタカーの鍵も持って部屋を出ました。
ロビーで場所を聞いたら、自転車ですぐ ということだったので、自転車を借り、ホテルのビーチで浮き輪も膨らませて、サトウキビ畑を自転車を漕いでビーチに向かいました。水着を着て、浮き輪を持って、自転車を漕いでいる。遠い日の夏休みみたな風景で、懐かしさで ちょっとキュンとしました。
教えられた道を曲がり、細い道を抜けると、写真にUP済みのビーチがパノラマ写真のように広がっていて、感動のあまり歓声を挙げるほど、それは、それは、天国に来たような景色でした。
感動しながら写真を撮って、さ〜て、シュノーケリング開始です。
広い広いビーチには、平日ということもあって、私たち2人だけ。
ほんの少しだけ沖へ行っただけで、珊瑚礁の棚があり、熱帯魚が泳いでいます。ハリセンボンも見ました。友達は友達のペースで。私は私のペースで。お互い好きな場所で、自分のテンポでシュノーケリングを楽しみました。
沖縄の太陽は強いので、水の中に入っていて熱くならなくても、背中を日焼けしてしまうということを聞いていたので、「どれくらいなら大丈夫なんだろう...」と思いながらふと辺りを見回すと、友達はもう砂浜に上がっていました。
 私も海から上がり、「喉が乾いたね〜」ということで、近所のお店にジュースでも買いに行こうとカバンを見ると....
私のカバンの様子がヘンです。
中を探ると、財布がありません。
....そう言えば、ビーチに到着した時に、向こうの方にバケツを持った男がいた!!
全身の血が一気に下がりました。
6,000円ちょっとの現金と、免許証...
そう!!免許証がないと、明日 車を運転して帰ることができません!!
取りあえず警察に通報することをとっさに思いつき、近所のお店へ駆け込みました。(水着のままです)
すぐそこのビーチで泳いでいる時に 財布を盗られたことを お店のおばさんに話し、電話を借りて駐在所に連絡し、パトカーが車でお店で待たせて貰いました。
かなり待ち(と私が思っただけ?)パトカーが到着。現場であるビーチに戻り、そこで調書を取られました。
財布の姿形 財布の中身 現金の数 いつごろ被害にあったか その時に何をしていたか...
警官が調書を書き込み、私が拇印を押して、被害届の完了です。
この『被害届』がないと、新しい免許証が交付されないのだそうです。(その上 明日には帰るし...)
次の日に 大きな警察署で持って帰る為の被害届を貰えるようにしてあげるね」と言いながら、警官が帰ろうとした時、「あれ??これは、あなたの財布では?」と言われました。
ホテルから借りていた自転車の下に、その通り!見覚えのある黄色い財布があります!!
「中身を確認して」と言われるままに、私が財布を拾い、中身をよく調べると、現金が1円玉単位まで根こそぎ盗られているものの、運転免許証は無事 財布の中にありました!ホッ

さて、気付いた人もいるでしょう。
その間、友達は...?
何もすることがなく、かと言って、自分だけシュノーケリングを楽しむわけでもなく、ただ私の付き合いをしてくれていました。長い時間、ぼーっと。
特に、大慌てで警察に連絡しに行った時には、私は彼女を1人でビーチに残したまま行ってしまいました。(ああ...迷惑を掛けてしまったわ)

財布を盗られて一番に思ったのは、明日レンタカーを運転できない!と言うことでした。車を運転するのが好きではない友達に運転させる。それだけは避けたい。その為には、運転しても良いということを、警察に許可して貰わなくてはいけない。そういう思いが、警察に被害届を出すことを私に選択させたんです。
そして、その後はもう、アドレナリン全開で、のんびり屋の私が 早送りしているかのような『テキパキさ』で、警察への連絡、調書と、駆け抜けた。
お金なんて(実際 痛いけど)どうでも良い。頭の中には、『車の運転』しかなかった。
パニクった。手足が、声が震えた。
でも、もの凄くクリアに頭が冴えていた。

こんなに天国のような景色なのに、財布を盗られたことにショックで、そのままホテルに帰り、安全なホテルのビーチで、その後は昼寝をすることにし、ホテルへとすごすごと帰っていきました。

その夜は最期の夜なので、ホテルの鉄板焼きのお店で豪華に食べよう!と言うことで、5,000円のコースで席を予約しました。
夜、ちょっとだけドレスアップした私と友達は、エビと魚とイカを追加で頼み、「これ、女2人で食べるの?」って(きっと思っていたな)何度も首を傾げていた担当のシェフに、目の前で焼いて貰いました。
もう、気合いを入れて死ぬきで食べたよ〜(笑)少しでも休憩すると、絶対入らないっ!って思って、もう勢いだけで食べに食べました。幸せに美味しかったよ〜(*^_^*)
みなさーん!オクマリゾートホテルでは、鉄板焼きを食べましょう♪


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