★ 夏海の日記 ★

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2001年09月26日(水) 思考の癖...弱音を吐かせてね

最近、とっても緊張している。
何だかドキドキして、手が冷たくなって...。
秋だから、落ち込みがちなのは判るけど、どうも思考がブルーな方へ行こうとする。

昔、嫁ぎ先の家業の手伝いをしていたとき、
小さい部品の入った箱をもったまま、ころんだことがあった。
鉄の部品が入った箱で、重さは30kgくらいかなぁ...
足が滑ったときに、思考がスローモーションになって、
「このまま部品をバラまいて、自分を守ろうか」
「いや、後で拾うのが大変だぞ」
と正反対のことが頭に浮かび、部品を守ることを選択してしまった。

あまりに見事な着地だったため、部品は箱の中からこぼれなくて、
あまりに見事な着地だったため、ひざに擦り傷を作っただけで、外傷がない状態で、
あまりに見事な着地だったため、私の体がどういう状態だったのか、誰も気が付かなかった。

筋肉痛になっても、こけたせいだと誰もが思った。

私は、自分で体の緊張を解くことができないことに気が付いて、病院へ行ったら、
『体にイレギュラーな負担を掛けすぎたために、体が火事場のバカぢからを出したまま固まってしまって、緊張を自分で解くことが出来ない状態』
だと言われた。
お薬をもらって、その薬の力で緊張をほぐすということを経験した。
(でも、すぐに ほぐせた訳ではなく、結構長くかかったんだけど)

イレギュラーなことに対して、心や体が対応しきれないときに、
体や心が元の状態に戻るのには時間がかかる。
自分の体の緊張でさえ、自分で解くことができない無力さ。

今回のイレギュラーなことは、旅行の日程をダブルブッキングしてしまったことで、
心が固まってしまって、友達に嫌われてしまうかもっていう恐怖がすごかった。
それが解決した今でも、恐怖が消えない。

彼女は、私のことを嫌ったりしない、
それは理解している。
問題も、ちゃんと解決して、お金も支払って、あとは旅行に出掛けるだけ
先週あった彼女のお誕生日会では、私の最悪な失敗を笑い話で終わったし。
ちゃんと頭では解ってる。

でも

私はずっと『嫌われる』ってことを怖がっていて、
行動の全てが『嫌われないように』ということに集中していた。
今、笑っている。でも、『本当は』どうなんだろうって、いつも思っていた。
心の癖、思考の癖
その癖こそが、私が鬱病になった原因の一つだったりする。

旅行中、何かしでかしそうで、不安でビクビクしている。

彼女は、私のことを嫌ったりしない。
いつになったら、意識しないでそう思えるようになるんだろう。


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