★ 夏海の日記 ★

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2001年08月30日(木) 私って、何様?

甥っ子への違和感と、妹への不満を昨日の日記でぶちまけてしまったけれど、どこかおかしいと思っている甥っ子に何もして挙げられない私が、何を言っても説得力がないよねぇ...。うちで引き取ることは可能だけど、両親が健在で、今現在幸せで平和に暮らしているのに、私がとやかく言える立場じゃない。私の人間観察眼や経験から、甥っ子が『自分が愛されている』のではなくて、『母親が愛したがってるだけ』なのだと気が付くのが、遠くない将来に来るんじゃないかと、甥っ子の将来が不安なんです。

カウンセラーでもなく、妹にも強く言える程仲良しでもないし、甥っ子に何もしてやれないのに、子供を育てた経験もないのに、私ったら何様のつもり?って思ったりして...

妹は小さい頃病気をしていたので、母と密着して成長しました。私は家に居たがらず、外で遊ぶ子供だったのに対し、妹は母親の手伝い等をして お小遣い以外のお金を貰っていたとか、母と自転車の2人乗りして買い物に出掛けたとか(これらのことは、最近知りました)、母とは濃度の濃い関係だったようです。
なのに、なぜ愛情の注ぎ方が変な方向へ向かっているのでしょうか?
『小学生の犬の世話』って表現をしたんですけど、その愛情のかけ方は まさしく
『猫っ可愛がりするけど、生活の世話は母親まかせ』なのです。
どこで、どうなってしまったんでしょうか...?

私は小さい頃『親が忙しくて親戚の家に預けられた可哀想な子供』と洗脳されて祖父母の家や伯父伯母(パパとママと呼んでいます)の家で育ちました。それが『他人の愛情を信用できない性格』や『誰にも本音を言わない』こと、『自分が我慢して文句を言わない』などの原因にはなりましたが、
妹を見ていると 私は(その方向は間違っていたけれども)パパやママの愛情をたっぷりと掛けられて育ち、色んな経験をさせて貰って、好奇心の芽を伸ばして貰え、自分の頭で考えたり判断したり工夫したりすることも覚え、生きる為の知恵をちゃんと教えられたように思います。それに対して、とても感謝しています。
そして、祖父母も伯父伯母も夫婦仲がとっても良く、お互いに好き同士な安定した家庭を見て育ったのも、私の財産だと思います。
父に似ていない夫と結婚できたのは、祖父母と伯父伯母のお陰だと思います。(夫は伯父とタイプが似ているかな)
のほほんとした母と人間的欠陥のある父の間で、そして『夫婦として失敗だった』と平気で子供に言ってのける両親の元でだけで育った妹とは、同じ血の繋がった姉妹でも、別の家庭で育った他人なのかも知れませんね。(そう言えば、妹の夫は父に似たタイプです。声なんてそっくり!)

もし妹が母と同じタイプなら、甥っ子は私と同じ苦労を背負い込むことになるのかも?私と甥は違う人間だし、性別も違う、時代も違う。そして何より、同じタイプの人間に育てられた私が 経験させられた辛い思いを甥にはブロックして挙げたり、オブラートに包んだり フォローしてあげることが出来る。(う〜ん...生きる力で言えば、苦労は させた方が幸せなのかも知れないけど...)

私が早くに子供時代とサヨナラしたので、できるだけ甥には『子供時代』を長く経験させてあげたいと思うんです。



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