今日のつぶやき@日々暮らはおもしろ
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日本が負けたから、なのかもしれないけれど 特にイタリア・チームのファンというわけでもないのに 心が狭い私は、どうしても韓国を応援する気になれなかった。
ダンナは 「共催国だし、アジアがまったく残ってないなんてつまらんだろ」 と韓国を応援し、二男も無邪気に隣国というだけで声援する。 そんなふたりをほほえましく思いながらも どうしても「なんとなく嫌い」という感情を抑えられなかった。
その感情を自分でもうまく説明できないけれど 『あの国民性がどうも苦手』としか言いようのないこれは 間違いなく「偏見」というものかもしれない。
韓国という言葉で必ず思い出してしまうことがある。
数年前、とある趣味のサークルで知り合ったひとつ年下のKという女性。 私たちはすっかり意気投合してみるみるうちに親しくなり、 彼女は私を姉のように慕ってくれた。
ある日、「さとうやだけに打ち明けるけど・・・」と神妙な顔をして Kは自分の父親が韓国人であることを話してくれた。 私は少し衝撃を受けたが、自分が彼女と友達でいることに それは全く差障りのないことだと素直に思えた。
けれども彼女は 妹が結婚するときに相手の親からそのことでひどく反対されたことや 公務員である彼女の上司から、そのことは伏せておくようにと忠告されたことで 私にも他言しないでくれとにこにこしながら頼んだ。 私とKの共通の知人は少なく、私がその中の誰かにこのことを漏らすなど もちろん考えられないことだったが。
加えてKは、彼女の父親が日韓両国どちらもの偏見や差別に苦しんだことを 淡々と私に打ち明けてくれた。
Kの父親の韓国の実家は裕福な家で、親戚たちは声をそろえて 「日本人の女に財産をびた一文渡してはならぬ」と彼を勘当し、 そして永く暮らした日本でも、韓国人というだけで 彼女の父親はいわれのない差別を受けたと言う。
先日の韓国×イタリア戦を見ながら 私は友人Kのその話をありありと思い出していた。
そしてとても憂鬱な気持ちになった。
それでも韓国チームが「なんとなく好きになれない」私の心は 偏見と差別で満ちあふれているのかもしれない・・・・と
とてもとても憂鬱になった。
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