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2002年04月03日(水) 彼女と彼と私のその後〜 さよなら

私がネットで知り合って初めてオフで会った人で、
初めてメール交換をした異性にして、息子の家庭教師たるH君と
共通の友人であったY子ちゃんの話は、以前の日記に書いたけれども
尻切れとんぼのままだったと思う。


結果から言えば、その、3人ではじめて会った夏の翌年の春、
彼女は見事に念願の東京の大学への合格を決めて上京してきた。
国立大の入試二次試験の、前期も後期日程も全て東京の
その学校一本に絞ったという彼女に
ああ、ほんとうにH君のいる東京に来たかったんだなぁ…と
驚嘆とも感慨とも云える思いを私は抱いた。


それなのに
ああそれなのに
それなのに


肝心の彼は、これっぽっちも気づいていなかった。



鈍感。



しかし、ここから彼女の猛然果敢なアタックがはじまり

いやぁもう・・・・
やっぱりこういうとき、絶対女のほうが強いもんだと実感。


4月に大学に入学したY子ちゃんは、見事に5月にはH君の彼女になったのだ。

・・・・はやっ。(笑)

いずれはそうなるだろうと思っていたのだけれど、こんなに早い展開とは
さすがに女として年季の入った(?)私も、予想できなかった。
H君が「話したいことがある」と真剣な声で電話してきたときには
瞬時にそれを理解できたけれども。


その後の話はちと割愛。

いや、別に私との間ですったもんだがあったとかそういうわけじゃないけれど
恋愛経験の少ない若いふたりに振りまわされて
少々疲れたりしたのも事実で。


そんなこんなで段々疎遠になっていって
その後私は、実父を亡くし、長男の受験で心身共に忙しい日々を過ごし
H君ともY子ちゃんとも連絡を取らなくなっていった・・・・・





H君はこの春、大学院の修士課程を終えて就職することになっていた。
どこかの研究所に入るだろうから、うちからほど近かった彼の家から通うこともまずないだろう。
私は「できればH君が就職する前に最後に会って話したい」と思っていたけど
彼が研究と修士論文にとても忙しかっただろうことは想像できたし
あいた時間があれば当然彼女とのデートにあてられるだろうから

ああ、多分このまま、気がつくと二度と会わない人になっているのだろうなぁ。

と漠然と思ったりした。

ただ全く連絡もらってなかったわけではなく、たまに不意に電話がかかってきたりしていたから、
私もさほど深刻に考えていたわけではないのだけれど。



Hくんと知り合って、3年半くらいになると思う。
ここ2年ほどはめっきり縁がうすかったけれど、それは自分のせいでもあると自覚している。
しかし、やはりH君は、私がネットをやってよかったなぁと思える
知り合えてよかった人の中のひとりなのだと思った。
異性としてとか、恋愛感情とかじゃなくてね。
もちろん、他にも知り合えてよかったなぁと思う方は多々いるけれど
彼のように、性別、年齢、環境の違う人と知り合えることは
実際の生活の中では皆無に等しいと思うし、やっぱりネットならではだろう。
おまけに奇遇なことに家が近所で、息子の家庭教師までしてもらうことになって。

もしかしたら彼とは性別や年齢を超えてずっとお友達でいられるかもしれない
と、そう思ったりした。
うちの子どもたちが大人になっても、
H君が結婚して子供ができても
たまに連絡を取り合って「元気?」と言えるような・・・

でも、それは錯覚だったのかも。

人との関わり方や気持ちは常に変化していて
ましてや「今を生きる」ことがまず第一な若い彼らが進化し続けていくことは当然なことだし、
連絡を取り合っていなければ、気持ちに距離ができるなんてことは至極自然なことだから。


だから私はH君に
「さよなら」を言いたいと思った。



何より彼らと仲良くしていた時とは明らかに
今の自分自身が違ってしまっているから。

ほんとはH君へではなく、「ひとくぎり」の意味をこめて
過去の自分に対して

「さよなら」を言いたかったのかもしれない。





H君が実家を出て会社の寮に入る前日に、私は上のようなことをたらたらと書いたメールを、彼に送りました。
ほとんど自己完結したメールだったね。というか、愚痴。(笑)
だったけど自分では「機会と意思があったらまた会いましょう」なんてカッコイーこと書いて、自己満足気味でした。たははは

で、H君からも丁寧な返事をもらったのです。





その話は、また次回。ってことで。

to be continued〜


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