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しもさんの「新聞・書籍掲載文」
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2008年12月12日(金)
駅伝応援して自分も頑張る (50歳)

静岡新聞 朝刊(ひろば)

今年もまた、第九回しずおか市町村対抗駅伝の応援に出かけた。
もう十二月の恒例行事となっている私であるが、
毎回、沿道を駆け抜ける選手たちに「頑張れ」と声を掛けながら、
本当は自分が「元気」を頂いて帰ってくることに気づいた。
実は今回、彼らを応援しながら
今秋に観た映画「フレフレ少女」を思い出していた。
映画の中に、こんなせりふがある。
「私も頑張らないと、人に頑張れなんて言えないんですよね」
「他人を応援することは、自分を応援することだと思うんです」
「人間の無限の可能性を引き出すのが応援団」
「見返りを求めない応援が力になるんです」。
自分以外の人のために、大きな声を出し「応援」することの大切さを
伝えてもらった作品として印象に残っている。
今回の応援で、このせりふに、間違いなかったことを実感した。
また毎年、自分の住む市町の選手を応援しようと
静岡まで足を運ぶのであるが、気がつくと、市町関係なく
自分の前を通り抜ける選手に「頑張れ」と声を掛けてしまっている。
たぶん私だけでなく、ほとんどの人たちが同じである。
テレビの前の応援もいいが、
来年はぜひ「自分のために」沿道で声を掛けてほしい。
多くの気付きが得られると思うから。