Yoshikiの日記

2004年10月08日(金) 訪問。

 今日は友達に誘われて、とある市立高校に十年者研修(教師になって十年の先生が特別な研修を受ける制度)の研究授業(英語)を見学しに行った。
 担当はN先生とAETのD先生。二人で協力して一つの授業をした。まずはN先生によるイントロダクションとして、毎授業で行っているディクテイション(リスニングをして文章の穴を埋める)をやった。生徒が何度も「もう一回!」と催促していたが、それほど皆真剣に取り組んでいるようだった。このワークシートを後で見せてもらったが、「前より良くできた」とか「単語力を付けなくては」など生徒の感想が書かれており、即来年に活かしたくなった。
 それが終わると、D先生によるスピーチを教材に授業が進められた。話題は「I like the best.」で、スキューバダイビングについてだった。急遽、クラスがグループ分けられ、それ毎に作業が行われた。まずはメモを取り、それについて生徒たちが何をメモしたか発表しあった。初めに指名された生徒が単語ではなく文章を作って答えたので、後続の生徒もそれに倣ったのが効果的だったようだ。そして、何度もD先生がスピーチを繰り返したが、例えば「lion fishって何?」と生徒から質問が出ても、すぐに日本語で答えるのではなくて実際に写真を見せて生徒に納得させたのは、僕が英語科教育法の模擬授業で心がけたことに相通ずる。やはり日本語は最小限にした方がよさそうだ。
 その後は三つの内容に関する質問だった。これも皆、しっかりとグループごとに話合いながら解答を導けているようだった。そうこうしているうちに時間となってしまい、生徒が自らの「I like the best」を考え、発表することはできなかった。
 終了後、見学した他の学校の英語教師の方々が感想やら質問をN先生に投げかけた。グループワークの効用や頻度、生徒の英作文を文法重視で見るかそれとも内容重視で見るかなど、現場の生の意見が飛び交った。やはり僕とは視点がかなり違う。僕は率直にAETと日本人教師がうまくそれぞれのパートを担当して、よくコミュニケーションの取れた善い授業だったと思ったが、教育センターに勤めている先生は「もう少しN先生が前に出てもいいんじゃないか」と厳しい意見を出していた。そして、N先生の指導教官となったT先生が「メインは日本人教師であるから、AETを従わせなければならない」とおっしゃったのには友達と二人で驚いていた。また、教室英語と呼ばれる簡単な指示の英語は常日頃から多用し、生徒に慣れさせるという方向で意見が一致した。確かに、聞きなれないから英語は身につかないもの。何回も繰り返すうちに、刺激が反応を引き起こすということはソーンダイクらが発見していることだし。
 なんとも有意義な時間を過ごさせてもらった。それから、静岡県の先生を二人紹介してもらったり、水泳部の指導法を教えてもらったりもできた。どんどん半年後に向かって、教職が現実味を帯びてきたなあ。


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