今日からいよいよ授業が始まる。 かなりどきどきするが、 ちゃんと何を教えるのか、頭に入っているので大丈夫だろう。
なんとなく普段よりも早く起きて、学校に向かった。 STで配る質問の回答第二弾をコピー機で刷った。 だいぶ操作にも慣れてきたな。
今日は一時間目と六時間目に授業がある。 まずは一時間目をなんとか乗り切りたい。 STのあとは準備ができないから、 朝の職員連絡前にすべてを済まそうと 指導教官のもとへテープを借りに行く。 小テストも金曜日にはあるので、それももらった。
あわただしくSTを終え、教室に行く。 英語科教育法ではそこそこうまく 模擬授業を行えたので、まあ、自信はあった。
鐘が鳴り、早速挨拶と小テストを始める。 小テストの回答で、生徒から 「be likely toの代わりにtend toでもいいですか?」 と聞かれ、 「天気のときはたいていbe likely toを使うよ。」 と答えたが、いまいちだったらしく、 「まあ、合ってるでしょ。」 と、返されてしまった。
前回まででレッスン3の本文と単元末の 文法事項が少し終わっていたので、その続きをやる。
とりあえず、残っている文法事項の倒置を生徒に 読ませ、日本語訳させる。 なかなか生徒はうまい訳が出来ない。 ここでどの程度助けてよいのか? そんなことを考えながら、ほぼ全修正した。 「否定語やonlyが文頭に来ると、後ろが疑問文と同じ形になる」 という説明がうまく出来ずに なんか自分でもよくわからない説明をしたことだけは覚えている。
もうひとつの文法事項である「同格のthat」 をまたうにゃうにゃと教えた後、 問題を数個やって、その単元は終えた。
新しいレッスンは冒頭に本文に関する単語の穴埋め問題がある。 それをひとつずつ生徒に指名して答えさせた。 うまく答えられない生徒やまったくわからない生徒もいた。 そんな時はどんどん違う生徒に指名していったが、 その方法がランダムなので、生徒は気が気じゃなかったようだ。
そうこうしているうちに時間が来た。 実習では予定の半分も行かないと去年言われていたので それほど驚きはしなかったが、 四十分弱で二ページは遅すぎるだろう。 初めての授業で緊張はしたが、まあまあだったと 自分では感じていた。 ご高評を聞くまでは。
早速指導教官に感想を聞いた。 まず、 「単調だね。」 次に 「声が小さい。」 そして、 「若さがない。」 さらに 「遅い」 この四つに尽きるそうだ。
いつも同じ様な調子でしゃべっているので 授業が単調になり、盛り上がりに欠けた。 また、大学の教室と比べ、高校の教室はちょっと狭い。 そのためにこのくらいでいいだろうと 思っていた音量ははるかに小さかったのだ。 小ぢんまりと納まった授業からは若さが感じられず、元気さもなかった。 そして進度が遅かった。
上の三つはほとんど予想外だったので とてもショックを受けた。 しかし、初めての授業だから、と先生がおっしゃったので 次回からはがんばろうとやる気がいくらか出てきた。
二つ授業を見学して本日二回目の授業。 しかもそこはホームルームだ。 さっきの指導を踏まえ、よりよい物にしたいと思った。
一時間目と同じように小テストで開幕。 もうちょっと時間がほしいと言う生徒のために、 テスト時間を相当長くしてしまった。 ただでさえ進みが遅いのに・・・。
で、同じ範囲をにゅらにゅらと教える。 今回は音量とかどうなんだろう? とか考えながら授業をしていたからか さっきは質問しなかったことまで生徒に尋ね、 どんどん時間はなくなっていく。 指名箇所だけでなく、説明もさっきと違う。 なんか、その場で思いつきの授業をしている。 それだけはわかる。 用意してきた教案(といってもメモ程度)から外れたことをしている。
あれよあれよと言う間にゴング。 そのままSTと掃除をやった。 週末だからごみ捨てに行ってほしかったが、 生徒に乗せられて断念。 それでも教師の自覚はあるのかと悔やんだ。
その後、再びご高評をうかがいに行く。 言われたことはさっきと一緒。 まるっきり一緒。 つまり、何の進歩もしていないってわけだ。 なんか、泣けてきた。 でもここで涙を見せては男が廃ると 精一杯こらえ、指摘を聞いていた。 自分って教師は向いていないのかなと思った。 そんな状態だったから、 「いやー、あそこまで自分が教えると面白くなくなるとは知らなかった夜! あはは。」 と強がった日記をアップした。
「来週こそはがんばります。」 と実習記録に書いて、 もっとしっかりとした教案を書くために 99円ショップでノートを買い、 帰宅した。
帰宅してもあまり元気は出なかった。
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