Yoshikiの日記

2002年07月18日(木) リアルすぎる夢。

 最高に怖い夢を見た。

 僕がとあるゲーム大会でステージ上に立っていると、男が一人猛然とこちらに向かってダッシュしてくる。

 その男の名は江頭2:50。

 ステージ上に上がってきたかと思うと、いきなり僕に絡みつき(羽交い絞め)始めた。僕は何とかそれから逃げ出すことができた。逃げた先はアーケードか地下街のようなところ。人通りも多く、にぎわっている。やはり彼はそこにも出現した。逃げまくる僕を彼は執拗に追いかける。僕は大声で「誰か助けて〜!」と叫ぶが、誰も見向きはしない。彼は手を伸ばして必死に僕を捕まえようとする。そしてとうとうつかまってしまった。

 彼は別に猥褻なことはしなかったが、蛇のような彼の手足は僕をぎしぎしと締め付けるのだ。

 それからなんとか逃げ出すことができた。再び僕は走り続ける。枯葉が舞うシックな並木道をジグザグに走り、彼をまこうとする。逃げてすぐは、ちょいと走るだけで簡単に逃げ切れる。が、だんだんと彼のスピードは増し、真剣な彼の顔はあっという間に近づいてくる。こうなったら隠れるか、誰かに助けを頼るしかない。
そして、僕はとある電気屋の店員にしがみつき、
「追われているんです、助けてください。」 すると店員は、
「当店とは一切関係ないことですので、無理です。」

 僕は隠れられる場所を見つけられなかったので狭い店内の通路に身をかがめた。


 後ろに黒い気配が。

 彼だ。彼がいた。

 息をぜいぜいと吐きながらも僕に三度絡みついてきた。せめて彼の顔だけは近づけまいと、必死に両手で引き離そうとするが、力は均衡していて、体力比べが続く。そんな、野郎ふたりの取っ組み合いを店内の客は見て見ぬフリをしている。こちらが必死に請うようなまなざしをしているのにもかかわらず。

 彼の顔はすでに知っている彼の顔ではなかった。小汚い中年の、力だけは衰えていないおっさんの顔だった。しかも僕に恨みでもあるかのような形相。これを恐怖といわなくてなんと言うべきか。

 再び逃げた。どうやって逃げられたのかはわからない。ただ、漠然と束縛から脱出した。坂道の階段を人を押しのけて逃げた。彼はその群集を弾き飛ばしながら、まだ追跡を続けている。

 いつの間にか彼の髪は長くなって、髭も伸びている。時間の感覚はないが、相当長い間追いかけられている。階段を登りきり、道路伝いに左に曲がる。下方には階段を駆け上がる彼の姿が。必死に走る。走る。

 ある人が前を歩いていた。僕の心はすでに追いかけられている理由を考える暇はなかった。逃げるだけ、どうにかして彼の追っ手を振り切るだけ。

 疲弊している。前方の人を横切るときにちょうどつかまるだろう。予測は正しかった。僕はひらりと左に身をかわし、彼の長く突き出された両手から逃れ、柵を越えてはるか下の崖に・・・。


 起こされたので、ここで幕切れである。彼からは逃げ切れていない。暗いドアの影からひゅうと彼が出てくるのではないかと、恐れずにはいられなくなった。

 ほら、あなたの後ろにも・・・・。


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