moonshine  エミ




2006年11月14日(火)  雷撃

決算作業の山場のひとつである、決算発表も無事に終わった。
この発表が最大にして最後の山場だと思っている人もけっこういるが、そうじゃないんだよ。
このあとに大物、「有価証券報告書」っていうのが控えてるのだ。

だから今週も残業は続く。
しかし、すこぅしばかり、帰りは早くなる傾向にある。
今日は22時に退社。

帰って、週末に買った本を読み始めたら、期待通り面白い。雷光がピカリ、と遠くの空で光るのを見るような気持ち。その内容を一部、紹介しようかと思ったが、やっぱり読み終えてからにしよう。文春文庫から出ている、『陛下の御質問』(岩見隆夫)という本です。

今日は、一瞬、煩悩から解き放たれたような気がした。
私は、わりと物事を深ーく考えるたちだと思う。
基本的にはいいことだと思ってる。思考停止、って言葉は嫌いだ。
でも、シンプルに考えたほうがいいこともある。それは、深慮する、ってことと矛盾しないと思う。
要するに、最初にどのスタンスに立つか、ってところの話。
そこが決まってから、そこからは動かずに、いろいろ考えるべきなんだよね。
と、突如、悟った。そしてどこに立つべきなのかわかった。気がした。
・・・まあね、明日になったらまた、ぐずぐず考えているのかも。
現世の人間ですから。

ぐっと寒くなってきたこのごろ。
キリンジの『千年紀末に降る雪は』が、しみじみと味わい深い季節に、またなってきた。
3年前から、絶えず離れず聞いている曲のひとつだ。
i-tunesを音楽ライフに導入してから、好きな歌を、長いスパンで頻繁に聞くようになった。あれだけたくさん、インプットできて、すぐにアウトプット(って表現はちょっと違うか?)わけですから。
ハイテクってのは進化的面ばかり捉えられがちで、その弊害について多く語られるけど、深化っていう、いい面もあるもんだなあ。
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