moonshine  エミ




2006年07月16日(日)  玉名までドライブ日曜日

日曜日、健康優良児の賢ちゃんが7時くらいに起き出す気配があり、私も起きようかな、と思ったが全然無理で、ちょっと目が覚めてはすぐにくーっと寝入るのを繰り返していたら、
「早く家を出らな、渋滞しだすぞ」
と9時に起こされた。

「どこ行くと?今日」
「ないしょ」
今日もうだるような暑さだ。わけもわからないまま車は出発し、どうやらいったん西へ向かっている。

佐賀県に入ったばかりの道の駅みたいなところで、「昼メシにはまだ早いけど、昼メシの店まであと2時間くらいかかるけんな」と言われ、ざる豆腐を食べる。飲食スペースは屋外で、屋根に覆われているだけだけど、けっこう涼しい。お客さんはたくさんいて、名物らしいそのざる豆腐や、コロッケだとかおでんだとかを食べている。中年の夫婦だったり、その団体だったり、家族連れだったりで、午前中から缶ビールを飲んでる人もたくさんいるけど、総じてのどかな雰囲気だ。

「これから2時間ってどこまで行くの〜」
と聞くと、賢ちゃん、「玉名」という。玉名・・・熊本県玉名市? 地図で見ると、うんと遠い。しかも毎度のことながら、「高速を使わないのがテーマやけんな」ってな道行だから、エッチラオッチラの長旅である。峠越えの好きな賢ちゃんは、今日も南関越えの道を迷わず選んでいた。そりゃーすごい山道だった。まったく運転をしない私ですら、こういう道を通ると、彼の運転技術がわかる。しかし彼に言わせると、「こういう道になると、やっぱり、インプレッサに比べて格段に走りが悪いな。しょうがないんだけどな」ということらしい。

1時過ぎに無事にめあての店に着いた。
「玉名には、有名なラーメン屋がふたつある。『天琴』と、この『大輪』だ。天琴には3回行ったことがあるから、今日は大輪に来てみた。」
とのこと。

出てきたラーメンはザ・熊本ラーメンて感じだった。関東の人には豚骨といえば博多というイメージがあるかもしれませんが(違うかもしれませんが)、私が知る限りでは、博多よりも久留米、久留米よりも熊本と、南下していくに従って、豚骨スープはどんどん濃く、にんにくの効いた味になっていくように思われる。博多っ子で豚骨大好きな私でも、熊本のラーメンのスープは飲む気になれません・・。

そのあと、近くでこれまた有名だというケーキ屋さんに連れて行かれる。福岡では、おしゃれなカフェでティータイム、なんてしたがらない彼だが、旅先のこういうお店をよく知っているあたり、これまでの女性遍歴を垣間見ることができるというものだ笑。なんとも上品なお店で、女の子同士やご婦人たちが、ひっそりと笑顔で談笑しながらおいしいケーキを食べている。私は紅茶とりんごのケーキ、賢ちゃんはモンブランを堪能。彼はふだん、菓子類をほとんど食べないが、甘いものが苦手なわけではなく基本的に大食漢なので、「このモンブラン、超うま! あと2個ショーケースにあったな・・・あと2個食べてもいいかな・・・」と言い出すのを制止する。

そしてまた、ひたすら下の道を通って帰る。大牟田のゆめタウンで小休憩することにして、家族連れでにぎわうショッピングセンターをうろうろ。
「あ、これ、安いね。買っとこう」
と彼が手にしたのは、トイレットペーパー12ロール組と、ティッシュペーパー5箱組。
「片方持つよ」
とティッシュペーパーのほうを持ってあげつつ、
「なんて所帯じみたカップルだろう、私たち」
と、思わず口をついてでる。
「よかろうもん、かっこつけても始まらんめーが。どんなにかっこつけた人でも、トイレットペーパーは買わなきゃならんものやろうもん。
 ・・・でも、人が聞いたら引くんやろうな。『二人でどこ行ったの?』『え?大牟田のゆめタウン』『えー?そこで何買ったん』『トイレットペーパーとティッシュペーパー』なんてな」
「だよね・・・」
「おまえもシマツな女だよな。(注:シマツって、四国弁?か何かで、“質素”“倹約家”みたいな意味で、ちょっと“けちくさい”て意味もあるらしい) ブランド物には見向きもせんし、バーゲンにもあんまり興味なさそうやし、買うってったら文庫本ばっかりだもんな。でも、良かたい。俺、金使いの荒い女の人って好きじゃないけん」
「賢ちゃんも、買い物堅実だよね。Mr.Maxとか大好きだし」
「おう、俺、天神よりMr.Maxに行くほうがずっと楽しいけんな」
など、しみじみ語り合う。

坂本峠を越えて福岡市へ帰りつき、ハローデイで買い物して、おうちで豚肉のオニオン&ジンジャーソース焼き・ピーマンと玉ねぎ添え、お蕎麦サラダを作る。イカの塩辛とらっきょう、さけるチーズというおつまみ3点つきで、ビールだらだら飲みながら、ごきげんでだらだらおしゃべりする夜。
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