moonshine  エミ




2004年09月18日(土)  気負わず旅

待ち合わせの時間を遅らせたからといって飛行機の時間を変えることはできないので、会社に行くよりも早いくらいの時間に家を出る。国内でも、たった一泊でも、旅行に行く朝は博多駅までタクシーに乗るのが好き。「これから、旅ですよ〜」って感じがする。車内のラジオでは、アコーディオン演奏の『Clse to You』が流れた。ひゃー、やっぱりこれは、800円で味わえる小さな贅沢だわ(うちから博多駅までは2キロちょっとなの。)

空港で朝ごはん。さびれたうどん屋さんに入ってわかめうどん。2月、6月、7月そして今回で、今年になって4回目の飛行機かー。としみじみ思う。慣れたもんです(国内線に限る。)なんたって私は、しんちゃんが愛知に行くまで、人生で1回しか飛行機に乗ったことが無かったのだ。

飛行機の中で『日経エンタテインメント!』を熟読。久しぶりに読んだら、相当おもしろかった。テレビを見ない生活とはいえど、やっぱりあの雑誌の『テレビ証券』は読まんといかんな、と再確認。通路をはさんだ隣に座った人の横顔が、原田泰造にそっくりだった。本当に本人かと思って、しばらく凝視してしまった。空港から名古屋駅へ向かう高速バスではぐっすり寝た。

JR名古屋駅の駅ビルは相当大きい。高島屋のデパ地下で物色。土曜日の午前中なのでまだ人がそれほど多くなく、試食などしつつじっくり見てまわる。おもしろーい。東急ハンズもおもしろい。ほんと、福岡にもハンズかロフトを誘致したい。三省堂に入って(ここがまた、広い!)、絵本フェアと女子ソフト宇津木監督の本を立ち読みしたところで、しん氏より到着の電話。

高島屋の2F広場で待ち合わせたしん氏は明らかに顔色が悪い。「正直、けっこうしんどいぞ・・・」という彼に触ってみたら、ものすごい熱だ。しかし食欲はあるというので、地下鉄でひと駅乗ってホテルをとった伏見まで行って、手ごろなイタリアンの店に入ってランチコースを食べる。ドリンクバーがおしゃれだった、これってなかなかない素晴らしさ。食後、抗生物質など3種類の薬をごくごく少量の水で飲み下すしんちゃん。「薬慣れしてるね・・・」と驚くと、「そういわれれば」と苦笑していた。

待ち構えたようにチェックインの時間に部屋に入り、ばたっとベッドに倒れこむ。「早起きして、車に自転車積んで、病院行って、待ち時間あって、検査して、待ち時間に携帯とりにいって(最新機種をオーダーしていたらしい)、病院もどって、待ち時間むちゃくちゃあって、よろしくない結果が出て、寮に戻って、自転車で駅まで行こうとしたら空気が全然なくて、結局また車出して、新快速で名古屋まで1時間ちょっと・・・」こんな感じの、待ち合わせまでの彼だったそうな(しかも全て発熱状態で)。とはいえ、来たばかりの携帯に心を奪われて夢中でカスタマイズなどしている彼の横で、私のほうが“驚くほど早く”(しん氏・談)昼寝に入って約1時間。

「なにこれ。椎名誠?」と、モンゴルっぽい草原がうつったテレビを見てしん氏が言う。「知ってるの、椎名誠?」「なんかああいうのに出る人でしょ」そうか、椎名誠って、本を読まない人にも認知度高いんだな。ザッピングしてたら一部で大流行中とかのアニメ『鋼の錬金術師』もやっていた。はじめて見る私たちには、話がちっとも見えやしなかったが・・・。

薬が効いてきたしんちゃんと、夜になってから出かける。名古屋では有名な、安くておいしい手羽先が食べられる店に入る。銀河高原ビールの生がおいてあった、珍しいので飲む。手羽先10本。おいしい。あさりの酒蒸し、カンパチの刺身、きゅうりの漬物。

続いて、最近モルトに凝っている私のためにしん氏が調べをつけていたバーへ。バーというか、ちょっと本格的なパブだった。大人の人たちが、肩ひじはらず、でも下品にならず賑やかに飲んでいる感じ。常連さんが多いみたいだったけど、いちげんでも落ち着いて飲めるいい店だった。外国人の団体も途中で来た。メニューは丁寧で、ウイスキーというお酒の由来をはじめ、バーボンとかアイリッシュとかそれぞれの特徴、シングルモルトはスコットランドの地図や、ピート香の強さと飲みやすさの傾向図まで載っていた。

のんびり飲みながら、互いの仕事についてなど話す。ライブドアについてしんちゃんは懐疑的。「儲けるためなら何にでも手を出す」感じが何となく気に入らない気持ちは、彼には当然だろうな。つくづく、私の会社は「マネーゲーム」しん氏の会社は「モノ作り」だなー、と思う。商売だからどちらが偉い、とかいうわけじゃないけれど。一般社員に至るまで行き渡っている言葉は、私の会社では「収益」「数字」、彼の会社では「品質管理」「コスト削減」、つくづく、違うなー。しん氏の体調など鑑みて、本日は一杯だけで引き上げる。モルトを知ってるでもないのに、膨大なリストから彼が雰囲気で選んだのがカリラだった、何かうけた。

店を出ると、通りはものすごい人の流れになっている。なんだなんだ?!と思ったら、ちょうど歌舞伎の興行が終わったところだった。そう、ここ伏見は、御園座を擁する町だったのだ。店のすぐそばに裏口(?)があるらしく、おおぜいの人が出待ちをしていた。ちょっと興奮。

ホテルに戻って、「世界ふしぎ発見(ダヴィンチとミケランジェロ)」→「エンタの神様」→「恋のから騒ぎ」→「ナイナイサイズ」→「爆笑オンエアバトル」とたくさんテレビを見て就寝。





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