| moonshine エミ |
| 2004年09月17日(金) baby,don't cry | ||||
| そうよ牛肉があったじゃない、と冷凍庫をまさぐって、チンジャオロースを作る。確かに風味に欠けるきらいはあるけれど、忙しい朝は火の世話のため台所に張りつく必要のないレンジ調理はやっぱり便利だわ。 一日の終わりがけに嫌なことがあった。男ってまあこんなもんかなーと思わないでもないが。ちょうど「一杯やって帰ろうかと」とメールが入ったのをこれ幸いと、少し遅れて飲みに合流する。 いつもの店は、入りしなは私たちだけの貸切状態。落ち着くわーと思いながら飲んでいるとさすがに金曜の夜、次第にお客さんが増え、入れ替わり、気づくと満席、しかも全員が女性だった。私の隣に座っている方に「あらーマスター、今日は女性だらけやねー」と声をかけられ、「うちはいつも女性ばかりですよ」とこともなげにさらりと答えた松岡さんが超かっこよくて痺れた。(「いえ、嘘ですけど」と、ひと呼吸おいてしれっと付け加えていたのにもクスっときた。) カウンターのみの小さな店とはいえ、ずらりと並んだ客たちを相手に顔色ひとつ変えず、あわてる様子もなく、いつもどおりに淡々と処している松岡さんを見ると、こんなふうにありたいなーと思う。雨の日も風の日も風邪の日も、客が多くても少なくても、媚びず威張らず、ひとりでこうやってこのお店をやってるんだよなあと思うと畏敬の念すら湧いてくるよ。 しかし自分はやっぱりへなちょこ。帰りの道で、しんちゃんからメールが入っていることに気づく。明日の待ち合わせ時間を大幅に遅らせて欲しいとある。彼の事情はだいたいわかっているのに、つい感情的になって電話口で泣いてしまう。あーあ、酔っているとはいえ、この情緒不安定。翌朝になって思ったことには、私たちは今、お互いが自分のことで忙しく精一杯で、相手を思いやる余裕をなくしているのだ。距離的に離れていることが、想像力の欠如に拍車をかけてしまっている。 今年になってからの私といったら、1月は波瀾万丈、2月は浮き沈み、3月は少しずつ落ち着いたが4月や5月は多忙を極め、6月から7月の前半にかけてはその反動などで落ちるところまで落ち込み、その後の半月ほどは何とか持ち直そうと努力、8月の前半は夏休みで楽しいことも多かったがその中でもいろいろ思うところあり、後半はまたそんなことやあんなことでつらく、9月に入っては体調不良や続く環境の低迷、徐々に忙しさを増す身辺、執行猶予的気分、でも頑張らなくちゃなー、みたいな焦り。もちろん友だちなど周囲の人と楽しく遊んだり刺激を受けたりして救われている部分はあるけれど、総じて自分自身のバイオリズムは低空飛行または乱高下だ。しんちゃんも入院や手術もあり、出口が見えない感じで常に仕事が忙しい。とにかくお互いに心穏やかなときが続くことが全然ない現状。 泣きながらも、夕ごはんを食べていない空腹に耐えかねて、レトルトのカレーをあっためて、ごはんにかけて食べる夜半の私だった。独身男かよ!て感じだわ。にしても、お湯を火にかけてから沸騰するまでの体感時間が異様に短いのにはびっくりした。酔っぱらってるってこういうことなのね・・・と、ぼんやり思った。食べるのもすごく速かった気がする。 |
||||
| << | □ | >> | ||||