moonshine  エミ




2004年05月09日(日)  幸いなるかな日曜日

朝まで寝るつもりが、起きたら2時でした。立派な昼です。

寝る前には、こないだみきちゃんに借りた『ハチミツとクローバー』(羽海野チカ 集英社)というマンガを読んでいた。2巻がどこかへ行ってしまったとかで、1巻と3巻を借りてきていた。ううう、ものすごく面白い。そして切ない。貧乏学生とか、でも夢はあるとか、恋と友情の絡まった群像とか、少しずつ、でも確実に時が過ぎて大人になっていくとか、ちゃんと定石を踏んであるんだけど、やっぱりそういう世界って安心して入り込める。あー、早く続きが読みたい。

後頭部が鈍く痛いのは間違いなく寝すぎたせいだ。ちょっと自己嫌悪に陥りながら、こないだしんちゃんと食べた冷しゃぶのあまりの豚肉を解凍して、またも冷しゃぶを作る。ワンパターンって言わないで。食べたかったんだもん。今朝(じゃない、昼だ)はほうれん草ではなくて水菜を使いました。シャキシャキ。

頭痛はだんだん体を支配してきて、冷しゃぶ食べ終わってタバコ1本吸ったらノックアウト。ベッドに逆戻りする。しかしさすがにもう眠くない。本棚に手を伸ばす。『女王の百年密室』(森博嗣 幻冬舎文庫)。去年の夏に買って、眠り姫さながら百年寝かせるかっちゅう勢いでなぜか読んでいなかった。買ったらすぐ読む私にしては珍しい。

文庫にして600ページもあるつわものだが、あれよあれよという間にエンドマークまで読みふける。久しぶりに読む森博嗣の小説、緻密なようでどこか乱暴な文体と、洗練とねじれの際だつ会話、マンガ的なイメージの登場人物、鮮やかな帰結にすっかりやられた。SFとファンタジーの要素が混ざり合ったミステリー。私は性格が素直なので、「犯人は、トリックは」と疑わずに読み進める。いつも爽快に裏切られることができるので幸せです。

この小説には続編がある。題して、『迷宮百年の睡魔』。よし本屋だ、とその前に食事の後片付けをして掃除して洗濯をして、と念入りにやって家を出たらもう7時過ぎだった。休日は早い。たいてい寝坊してしまうからですが。

しかし続編はとりあえず置いといて、今日買ったのは次の3冊。
  『不倫と南米』 (吉本ばなな 幻冬舎文庫)
  『恋忘れ草』  (北原亞以子 文春文庫)
  『サマータイム』(佐藤多佳子 新潮文庫)
あら、3冊とも作者が女性やね。
前の2冊は、そのうち読もうと思っていて今日タイミングを感じたもの、あとの1冊は本日のめぐりあいです。どれから読もうかな。

スーパーに寄って帰るみちみち、いつも通勤で横を通りながら気になっていた小さな店先に黒板が出ていた。思わず足を止めて見ていると、わんっ!と大きなふさふさの犬が店から出てきた。次いでお店の女の人ふたり。何の店かイマイチわからなくて、何となく(洋服をつくる工房?)なんて思っていたのだが、売りものが置いてあった。誘われるままにお店に入る。今はTシャツフェアをやっていた。いい感じ。持ち合わせがあったら買っていたかも。

「近くなので、また寄ります〜」と、気さくなお姉さんたちに笑顔で手を振って帰りながら、夜の8時半に、長ネギのとびでたスーパーの袋片手にちょっとおしゃれなこんなお店を見るなんて、なんか、都会の一人暮らしだな〜とぼんやり思った。今日は母親としんちゃんと電話で話したけど、実際に顔つき合わせて会話したのはこのお姉さん二人だけ。(と、ワンちゃんもか・・・。名前はベンジー。浅井さんが好きなんですか、と尋ねたかったがやめといた。)

さて、夜ご飯。鹿児島で買っていた切干大根に油揚げとニンジンを加えて炒め煮る。父の故郷の町で作られたもの、袋を開封した瞬間、切干だというのに濃厚な大根の香りがもうっと漂った。さすがは田舎育ち、すばらしい味の大根だった。明日のお弁当にも当然、顔を出します。

今夜のメインメニュウは常夜鍋です。ダシすら使わない簡単料理。
私のささやかなひとり鍋のもようをご紹介。

●鍋に水。お酒もどぼどぼ適当に加え、火をつけます。
●氷水にさらした水菜を手ごろな大きさに切ります。
●鍋が煮立ったら弱火にして、長ネギを入れます。
●続いて春雨も入れます。下ゆで? いえいえ、固いままですよ。
●鍋まわりを片付け、火の前にアウトドア用の小さな椅子を二つ置きます。
 鍋たるもの、火にかけたままいただくのが王道ですよね。
 ちなみにこの椅子は、無印のオフプライスで1脚200円でした。
●一人なのになぜ椅子が2つ? ひとつは当然、私が座ります。
 もう一つは、書見台がわりです。両手を離しても閉じない雑誌などがベスト。
 今日の私のごはんのお供は、『おうちでスープ』という洒落た料理本。
●先に作っておいた切干大根をつまみに、ビールをプシュっとあけます。
 ビールは火の回りに置くとたちまち温まってしまうので、床に直置きっ。
●つまみを食べ終わったら長ネギも煮えたころ。
 水菜と豚肉を、食べるしこ適宜投入しては、ポン酢を入れた取り皿に盛る。
●あとは入れる→しゃぶしゃぶっ→食べる の繰り返しです。
 おなかが膨らんできたら、迷わずジーンズのボタンをはずしましょう。
●常夜鍋。
 とは、一晩じゅう食べても飽きないことからこういう名前なのですって。
 まあ、危険。食べすぎには注意です。

GW中に買ったテレビがしんちゃんの部屋に届いた。相方がうつって彼はひとり部屋の主になっている。17インチのワイド。テレビだけではなく、パソコンのモニターにもなります。
「ステレオのテレビ、初めてだー。エクセルひらいても広いし、PDFで左に目次があってもいい感じにうつる。人はみんな太って見えるけどね〜」と、ご満悦です。ただ惜しむらくは、「リモコンの文字が明朝体なんよ。軽くショックやった。想像して。こんなものに明朝体。カタカナの「ス」が、払ってあるんよ!」とのこと。

今日は母の日。
うちではこういうとき、たいてい姉が贈り物を調達してきてくれます。
ありがとう、お姉ちゃん。
・・・・・・。
母の日には毎年お姉ちゃんにも感謝しています。
顔も出さずに申し訳ない、せめて、と葉書を書きました。
切手まで貼ったのに、家を出るとき持っていくのを忘れてしまいました。
明日、出そう。





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