moonshine  エミ




2004年04月25日(日)  それぞれ誰もいつもどおり

ゆうべ寝る前に『パレード』(吉田修一 幻冬舎文庫)を読み終わった。
怖い展開になりそうだなーと思いながら読み進んでいたら案の定だった。
この人の書く小説は本当に、言い表しにくい厚みをもっている。
希望もないけれど絶望なんていう激しさもない、乾いて続く現実。

今日は『赤目四十八瀧心中未遂』を見に行った。前売り券を買っていた。
車谷長吉という人が原作を書き文藝春秋社から出ていて、直木賞をとったらしい。
限りなく彼岸に近いところまで行っておきながら、戻ってくる。
それはふつうホッとするべきところなのだろうけど、とても悲しい感じ。
終わったあと、しんと黙り込む気持ち。一人で見るにふさわしい。
穢土と浄土・・・。

映画では当然、省略されているところもあるのだろうが、
登場人物がそれぞれ凄い存在感なので、説得力があった。
特に寺島しのぶの「尼崎のドブ川の泥の粥すすって育った」「蓮の花のような」女の演技。
大河『時宗』のちょっとした役のときもすごかったけど、
やっぱりこの人、なんか圧倒的。好きだこの女優さん。
大楠道代と、あと、名前知らないけど犀くんの役の人もよかったなあ。

居場所とかさだめとかについて、ちょっと考えた本と作品だった。
自分自身をみても、やっぱり、どちらも決まっていると思う。ある程度。
両作品とも、わかる、という感じがあった。
根っこにある、誰にもどうしようもない、っていう諦観みたいなものが。

昼間はCharles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Bandを、
夜はエレファントカシマシの初期ベストを部屋で流していた今日だったけど、
やっぱ、そのときそのときにしっくりくる音楽を聴くって、いいね。

◆朝兼昼ごはん
スイートハットクリーム(ゆうべ実家でもらったパン)、
野菜とベーコンのケチャップ煮の残り、きゅうり、いちご。

◆夜ごはん
お好み焼き。ソースも適当に作って食べました。
副菜(菜?)に湯豆腐をと思っていたが、豆腐買うの忘れた。
ので、またまた、きゅうりにポン酢をかけたものを。

◆明日のお弁当
豚肉と春雨のぴりから炒め。反省点いくつか。
デザートはいちご。いちごおいしい。





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