moonshine  エミ




2004年04月03日(土)  花には知らず心よりそう

8週連続土曜出勤マラソンシリーズ第1回。
しかしこうまでしても仕事が滞りなく進むかはおおいに疑問。現実は厳しい。
早くも計画を繰り下げつつも、7時前には会社を出る。だって土曜日よ?!

こちらも今週は修羅場だった様子のゆうきちゃんと合流、
舞鶴公園まで自転車を飛ばして、夜桜を見にゆく。
何の祭りだ、というくらいの人出と、ゴミの山。
桜が咲いているというそれだけで、こんなに浮かれることができるのだ。
日本人でよかったなあと思うひとコマ。

先に花見をした友達からもらったという食べ物の数々や、
家から持ってきてくれた野菜をつまみながら、
大勢でわいわいやってる団体を尻目に、私たちはまったりと飲む。
「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」
なんて歌も思い浮かべた矢先に、肌寒い春の空から雨粒が落ちてくる。
慌てて退散。
桜のときは本当に一瞬だ。

赤坂の路地を一本入ったところにある店で飲みなおす。
こじゃれた店構えとは裏腹に、リーズナブルでお店の人も優しい。居心地よし。
「えみちゃんはしんちゃんのどこが好きなん?」
なーんて質問に、考え考え答えを返すと、
「それは、しんちゃんがえみちゃんを好きなところと同じかもね。
 私がえみちゃんをいいなって思うところも、そこだもん。」
とのゆうきちゃんの言葉に、思いがけない小さな喜びを感じる。

愛知は岡崎公園というところで花見をしたというしんちゃんと、
寝る前に一時間ほど、電話で話す。

去年の半ばあたりからよく思うことなのだが、
なかなか口に出すことはできない心の浮き沈み、出来事のいろいろを、
誰もがいだきながら生きている。
恋人でも友だちでもどうしようもないことはたくさんある。
そう分かっているから、大人になった私たちは全てを語るわけではない。
でも、ふと垣間見えるときがある、ひとひらを吐露されることがある。
私が外国人なら、そっとハグしたいような気持ちになる。

私も、毎晩毎晩こうして日記を書いているけれど、
もちろん起こったこと、感じたことの全部を書いているわけじゃない。

ゆうきちゃんから聞いた。
桜は、咲く前は、風が吹いても雨が降っても、枝から落ちないんだって。
でも、きれいに開ききってしまったら、
そよぐ風、柔らかな雨にも、ひらひらと散りゆくんだって。
惜しげなく。





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