moonshine  エミ




2003年08月14日(木)  雨上がり、さやかな風ふく、レトロ地区

 雨の中クルマを走らせて(といっても走らせるのは私ではなく友人)
 門司港レトロ地区へ遊びに行く。
 いつしか雨は上がって、涼しい陽気。
 そう、涼しいのである。
 二年前の同じ時期、しん氏と長府(門司から本州に渡って、少し行ったところ。)
 を旅したときは、「うだるような」というのがぴったりの暑さだったが・・・。

 しかし、涼しいので、苦にならずにたくさん歩くことができた。
 いかにも人工的なところもあるけど、昔ながらのところもいろいろあった。
 なにしろ、市がつくっている持ち歩き用の「無料レトロ地区マップ」のかわいらしさといったら。
 思わず地図の隅から隅まで巡りたくなるような、レトロな地図だった。
 古い建造物や昔ながらの石垣などのとどまらず、
 小高い山の中腹にある、見事な滝をたたえる神社などにも足を運ぶ。
 先月、唐津の“見返りの滝”を見た私たちの感想はといえば
「かわいいねー」
「これでも、小ぶりに見えるねー」
 というものであったが。
 もちろん、そう言いながらも顔はニコニコですが。
 会社の先輩が門司に詳しそうな気色だったので、
『雨の門司にいます』というメールを送ったら、いや、来るわ来るわ、
 携帯メールの文字数をオーバーする勢いの門司観光案内文が次々と。
 思わぬリモートコンダクターに恵まれた小さな旅でもあった。 

 そして橋。
 九州と本州を結ぶ関門大橋である。
 車で渡りもしたし、
 海に浮かぶ門司(九州がわ)と下関(本州がわ)の両町を橋が結ぶ様子を一望できるめかり公園からの景色も良かったけれど、
 相当な近くから、見上げるように見た大きさが、いちばん感動的だった。

 門司に別れを告げると、燃えるような夕焼けの中を小倉まで走り、
 今春にオープンしたリバーウォーク北九州へ寄る。
 福岡のキャナルシティ博多と、まあほとんど同じ感じでは、あった。
(デベロッパーも、設計者も同じなのです)
 しかし、あの奇抜な壁色のイエローよ。
 キャナルシティ博多のときも最初はビックリしたものだったが、
 リバーウォーク北九州というところは、隣が立派な小倉城なので、なんかすごい気持ちになる。
 なんでもアリだ!
 これが未来っぽい、といえばそうかもしれない。
(いや、そんなことないかもしれない。)
 巨大ショッピングセンターなのだろうけど、私が買ったものは、飴とポストカード(2枚)。

 そういえば発売したときから聞きたいと思ってたんだよな・・・
 という、バンプオブチキンのアルバム(「ジュピター」?)を聞きながら、
 青春をこんなに切ない疾走感で歌うこの人たち、
 すぐに解散しちゃうんじゃないかなー
 なんて適当なことを考えながら聞き聴き、福岡へ帰る。
『天体観測』に『ハルジオン』、こんな歌、あの年あのときしか作れない歌、って感じがものすごくする。ぐっときちゃうよ。





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