| moonshine エミ |
| 2003年06月12日(木) 登頂とかもめと博多の山と | ||||
| 月曜日からの缶詰生活、夕刻をもって終了。 最後の山もこれで越えた。 作家でもないのにカンヅメになって何をしていたかというと、 「読み合わせ」。 6月12日、帰りに寄ったところ。 ・BOOK OFF ・ヨドバシカメラ(B1F) という原稿だったら、 「ふとじ ろくがつじゅうににち てん かえりによったところ まる なかぐろ びーおーおーけい ぶらんく おーえふえふ なかぐろ よどばしかめら かっこ びーいちえふ」 というように、句読点や記号、アルファベットのスペルに至るまで、 一言一句漏らさず音読して誤りがないか確認していく作業だ。 出版社などだったらきちんと校正係という専門の人がいるのだろうが、 うちくらいの規模の会社だったら、有報作成チームはみんなこうして、自分たちで最後のチェックまでちまちまとするものなのである(たぶん。) 本屋さん(専門書店だけど)でも売る企業最高峰(?)の出版物であるからして、間違いは許されませぬ。 仕事というより作業だ。 難しい交渉や計算をするわけでもない。別室なので電話もかかってこないし雑事に煩わされることもない。 しかし、狭い部屋にこもって、これを約80ページ×2回、ひたすらえんえんと読んでいく・・・想像してほしい。けっこうきつそうでしょ。 わたしは、1回目は読み手、2回目は聞き手だった。 どちらもつらい。 いや、ほんと、普通の仕事をさせてくれ〜い!!と叫びだしたくなるよ。 頭や気を使わないからって、楽な仕事とは限らん、ほんと。 前回の読み合わせは、諸事情によりスケジュールが急遽タイトになったので、一日に6時間ほど、マシンガンを撃つように早く激しく行われた。 その結果、三日目の会社帰りに、電車を途中の駅で降りて吐いた。 原因不明の気分の悪さだったが、蓋し、やはりあれは読み合わせの苦しさからきてたはず。 これ、けっこうトラウマだったりする。今回もまたあんなことになったら・・・と思うとチクと怖かった。なんせ、普段わりと丈夫なので、あんなに急激な体調低下が起こると非常に弱っちくなるのだ。 いや、しかし、今回はもう終わった。 一日4時間の(比較的)ゆったりペースで、叫びだすことも吐くこともなく、無事に。 いやーよかった。 季節労働者、解放の時期です。 ◆ 今週のはじめにしん氏に送っていた空メール、届いたようだ。 添付物を気に入ってくれた様子。 (誕生日プレゼントのTシャツです) ◆ えーと、たった8時間ほどしか滞在しなかった長崎の写真を、 えんえん1ヶ月以上にわたって小出しに掲載してきましたが、 もう(やっと)おしまいです。 『長崎物語』 1.シンボル 2.「白いかもめ」号 3.君と待ち合わせ 4.やっぱりこれでしょ 5.はふはふ 6.かもめスタジオ 7.ぱりぱりが当然です。 8.ちんちんちん 9.江戸町一番 10.そう一番といえば 11.長嶋さんを思いだしました。 12.希望 13.地図のロマン 14.歴史の波 15.moonshine 終章.涙でにじむチンチン電車 ということでした。 添えた文章と合わせて、どれかお気に召したものはございましたでしょうか? 私は12かなあ。 よかったら教えてくださいね。 ◆ ああ、「山を越えた」と書いたが、もうすぐ博多は、山の季節だ! 博多駅前の飾り山の骨組みもだいぶできている。 |
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