| moonshine エミ |
| 2002年11月21日(木) ゆうべのライブと今夜のワイン | ||||
| 楽しかった夜、その翌日の仕事はつらい。 それでも、社外団体とのレビューという(私の中での)大きなひとやまを越えて、次の峰はまたすぐそこに迫りつつも、今日は早めに・・・と8時に会社を出ようとすると、とある先輩に@「軽く一杯?」と誘われる。 思わず、ノコノコついていく。(この辺が・・・) でも、同じ環境にいる同性の人に、最近感じていた仕事上のことなど、ひとしきり話して、ちょっとスッキリした。 わかってる人はわかってくれてる、と思う。 しかも、軽いコース、オゴリでしたし。 食前のシェリー酒(シェリーといえば尾崎豊ですが、シェリーって食前酒?)と、ワインボトル1本つき。 今日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日だったんですって? いやー、ゆうべとはまた違った意味で、潤った。ゲンキン・・・。 そんなわけで、今の私には、ほどよくアルコールが入っておりますが。 ゆうべのライブ。 最初のバンドは、若かった・・・! 若くて青くて、ひとこともしゃべらず、立て続けに4曲。まさにJ−ROCK。ちょっとつらいなーなんて思って聞いてて、ボーカルがやっと曲の合間にしゃべると、何とも毒っ気なしのいいコで、これまた拍子抜けした。 若いんだから、自分たちが信じた音楽やって、演奏がまだ一流でもなくて、客がどういう反応でも、もっとギスギス尖ってもいいんじゃないのかな、なんて逆に思ったくらい。でも、がんばってた。 ウーララの尖り方とか、かっこよかったよ。なんて、ウーララは演奏も一流だけど・・・。そういえばこの日はウーララのボーカルの赤星さん(だよね?)がドリンク担当してて、「ウーララの方ですよね?」って話しかけてみたら、これが尖って飛ばすステージとはうってかわって、いい人だった。心憎いほどのこのギャップ、さすが。 最近、いいライブばっかり見てきたから、正直あらさや青さが目に付くけど、“伝わるライブ”するのはそれだけ難しいことだよなあ、と思った。 2番目がフラッシュバック9。一ヶ月ぶりだった。 ここんとこの定番、フラッシュバック9のテーマ(と、私が勝手に思っている)「♪ギターとベースとドラムそろったら〜♪」って歌ではなくて、 フラッシュさんのソロの『ブランコ』で始まった。 おお、そうくるか!という感じ。 ギターパンダとのツアーのときなどの、まさに「ザ・ベスト・オブ・フラッシュバック9」という感じのセットリストとはだいぶ違って、もしかしたら、お客さんもちょっとついていききれない感があったかも。 私も含めて、固定客ってのはこの辺、勝手かも・・・ってところがあって、いつも同じような曲順や雰囲気だったらそれはそれで違うものを求めるだろうし、かといってこういう、定番をくずす感じだと、妙な消化不良感が残ったり。 確かに私も、最後に「いい夢をみたいなら」が聞きたかったといえないことはない。 でも、絶対、何かちょっと新しいもの、いつもと違うものを見せようとするほうが、いい。どんなことでも同じだろう。 この日のフラッシュバック9は、甘さやほのぼの感を少し抑えて、ガッと発散するのとグッと内面に向かうのの2本立てだった。 (↑ガッとかグッとか、なんかこの文、まるで長嶋さんだな 笑) これからこういう方向に行くのかな。たまには、ってことなのかな。どっちでもいい。やりたいようにやってくれたら。それを好きかどうかは、あとは聞き手に委ねられる問題だ。 ギターに聞きほれた。 最後の曲は「のびたの決意」で、この曲の、せつないギリギリみたいなフラッシュさんのソロの後で、ダンッとドラム・ベースが入るとこの、一瞬の緊張感の気持ちよさ! 耳がそこを待って、「キた!」という瞬間、わーっと熱くなる。 最後は、ぱるこ。 大人の男の人ひとりの、エレアコ弾き語り。噂もきいたことなく、先入観まったくなしで聞いた。CD発売記念だったらしい。 1曲目で、ああ、いい感じだ絶対、この人。と、もう、すぐにわかった。こういう勘は、だいぶ冴えてきた。 声が良くて、いかにもってギターの音。風貌も素朴ながら味がある。シンプルでほどよいせつなさの曲、歌詞。 さりげなーく、「こんばんは、オジー・オズボーンです」なんて言ってた。「こんばんは、ディープ・パープルです」とも。あはは。 『HAT FULL OF STARS』の日本語版ひきがたりもあった。 おお、ここでこんな歌、聞けるとは!と驚いて嬉しかった。 同名タイトルのシンディー・ローパーのアルバム、持ってます。高校生のときに買った。なつかし〜。訳は自分でしたのかな。忠実な訳だった。 シンディーの曲は、舌足らずで甘くてヘタウマ?という印象もあるが、難しいので(もっとも、この歌の原曲は、違う人がやってるらしいが・・・)、男の人が歌うには、ちょっと不安定ではあったかも。でも、大好きな歌だったので、きゅんとした。 最後の曲が、今回のアルバムタイトルにもなっている曲で、「街をいろどる声」というタイトルだと聞いて、すごーく、腑に落ちた! それまでやってきた曲たちのイメージが、「街」ってキーワードに集約された。 不特定のたくさんの人が行きかう町、その、せわしくてちょっと寂しい感じ、それでいて、街で生きてくしかない人々のあったかい悲しい感じがぼわわんと伝わる人だった。 そいで明日もフラッシュバック9はライブがある。天神のプレアデスで、イベント。かなり行きたいけど、仕事がなあ・・・。 大詰めだからしかたないけど、最近の仕事はほんとにきつく、だからこそ楽しいことに参加したいものだが、どうにも、ままなりまへん。ニントモカントモ。 |
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