moonshine  エミ




2002年11月15日(金)  音の海

 なんとか今週中にするべき資料の叩き台が完成ー! ふう。
 けっこう苦労したのに、まだ叩き台だもんなぁ・・・くそぅ。きついぜ。
 そして月次の資料がまだ終わってないし、次の資料の叩き台もつくらなきゃいけないし。
 まあ来週が山場かな。(←ってなんか、毎週のようにこんなこと言ってるような・・・)

 日曜日が試験なので、金曜日だけど直帰した。なんて言っても仕事終わって帰ってきたのは8時すぎだけど・・・。
 今週は火曜からぜんっぜん、勉強できなかった。ライブと(これは、自分で入れた予定だけどさ。でも、半年前からチケット取ってたんだし!)残業でキツくて。もう棄権したいくらいだ(涙) いや、受けるけどね。受験料払っちゃってるし。

 夜ご飯を食べてる間だけ、ミュージックステーションを見る。
 Do As Infinityの曲が、けっこういい感じだった。ちょっとソウルを感じたね。そのあとのLIVはひどくて、けっこう不愉快になった(^-^; 音楽ですから、すきずきあるんでしょうが、あれはいただけないなー。
 などと思って見てて、そのあとしんちゃんと電話で話したら、なんかほぼ同じ意見。

 先月にライブを2回見たギターパンダ、一ヶ月以上経って、やっぱりどうしてもCDが欲しくなって、通信販売を申し込んでいたのが、早速届いていた。
「ロックンロールギタリスト」というアルバム。
 ライブで聞いて好きだった曲が何曲か入っている。詞も曲もいいなあ。
 
 売れている音楽にはもちろんいいのがいっぱいあるけど、セールスとは関係なく、ピカピカの新譜でなくても、いい音楽は無限のようにあるよなあ。
 音楽が好きでやっている人、すごくいい音楽を、ずっと続けてる人がいるということ。
 そして、テレビにも出ないし街でも流れないそんな音楽を、好きでずっと静かに、熱く、応援している人がいるということ。
 そんな隠された宝物のような音楽をコッソリ見つけて、「わー、いい音楽だー! 好きだー!」と心から思える自分がいること。 
 そういうことのすべてに励まされ、どこかで支えられている。

 FTPを使って、しんちゃんが立てたサーバーから、彼のパソコンの中の音楽フォルダの一つをダウンロードさせてもらう。
 15曲。そのうち5曲は、私も音源を持ってるんだけど。
 彼に以前教えてもらってダウンロードしたアプリケーション「Winamp」にて、次々聞く。
 かっちょいい曲ばっかり。フォルダの中には、ちゃんと歌詞のテキストも入ってた。全部英語だから、意味が完璧にわかるわけじゃないけど・・・。
 しんちゃんて、こういう、自分の好きなことに対してぐっと熱心なところがあるのよね。何かに心を傾ける情熱がある人と一緒に、いいものに対して「いい!」と感動しあえるとこ、しんちゃんと私の関係で好きなとこだ。

 壊れかけのラジオ、もといコンポには、3枚のCDが入ってる。
 くじらが2枚と、レッチリ。
 オートチェンジャーって、私にとっては超魅力的な装置なんだけど、思ったとおりココから壊れていったようだ、どうも。
 来月新しいものを買おうと思ってるけど、もうオートチェンジャーはやめたほうがいいかなあ。ラジカセタイプにしちゃおうかなあ。どうしようかなあ。

 パソコンのハードディスクの中と、CD&DVDドライブ。
 コンポの中に3枚のCDと、1枚のMD。
 MDウォークマン。
 インターネットで聞ける無数の音楽。
 音楽環境はどんどん良くなってって、私はそれらをけっこう活用してるほうだと思う。
 けど、音楽ソフトの売上は低迷の一途。一途ではないのかな?
 もちろん、レンタルとかダウンロードとかインターネットなどが発達してるからってのもあるけど、やっぱり、生活の中で音楽の占める割合って、そんなに大きくないものなのかな?なんて思ったりもする。

 私は、尾崎豊の『路上のルール』っていう歌がすごく好きで、サビの
街の明かりの下では誰もが目を閉じ 闇さまよってる
 あくせく流す汗と音楽だけはやむことがなかった

 という歌詞が、いまこうやって書くだけで切なくなるほど好き。
 明かりに溢れた街でも、本当のことはなかなか見えない。
 生活のための労働はやめることはできないから、汗が流れ続ける。
 でも、音楽も、心の中ではやむことがないんだよ。大事な音楽は、離さない。
 そういう歌詞。
 音楽は、生活の中で欠かせないささやかな幸せ、そうも取れるし、尾崎にとってはそれが、逃れられない宿命みたいにつらいものでもあったんだろうな、と思う・・・。
 10代でこんな歌詞を書いて、何かを失いながら疾走するような曲を作って乗せた尾崎、やっぱり凄いな。すさまじい。 
 
 えっと、話が逸れたけど・・・。
 わざわざ家に帰ってからの時間に、テレビをつけるんじゃなくて音楽を鳴らす人って、どれくらいいるのかな。案外いないものなのかな。
 アメリカでは、5%のミュージシャンが国全体の音楽産業の95%を売り上げてるって、雑誌で読んだ。日本もそんなものなのかな。
 いいものっていっぱいあるのにね。
 まあ、いっか・・・。世の中のいいもの全てに触れられるなんてそんなこと、短くて忙しい人間の一生であるわけがないもんね。
 私だって、すくいあげていないものはたくさんあるんだし。
 
 何を長々と書いてるんだろう?
 ともかく、私は今日も、音の海にゆらゆら浮かびながら寝るのです。

(この日記、ジャンル登録は「読書」だってのに、最近音楽の話が多いな・・・。読書は、あさっての夜に解禁です。いまは禁本令施行中。)
 
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