| moonshine エミ |
| 2002年10月24日(木) 不夜城 | ||||
| 先週だったか、隣の部の部長が、うちの部を称して言った。 「企画は、不夜城やね」 そう、今日も、うちの部(8名)は、7時を過ぎても、8時を過ぎても、9時になっても一人も減らない。こんなことはザラだ。 フロアに残って仕事をしてるのは11,2人という状態なのだが。 だらだら仕事をしてるわけじゃなくて、一人一人の能力が劣っているわけでもなくて、本当に、どうしようもないくらいに忙しいのだ。そして、みんなそれぞれが、代わりがきかない。 隣の部の部長の言葉には、同情も軽蔑もなくて、ストレートで好感が持てた。 不夜城、というその言い方、なんとなく気に入った。 明かりを煌々とつけて、我々の仕事は続く。 そうかと思えば、今朝、また別の部の部長からは、いやなことを言われた。 私が今の部署に移動して1年、それなりの技能も身についたと思うが、自信を持って言えることの一つが「力持ちになった」ということ(註:エミちゃんは事務職です) なんせ、すごい量の帳票をわんさか抱えてあちこち動くので。 金庫室でダンボールを引っ張り出して、去年の伝票を探している私に(伝票と言っても紙切れじゃないのです。ものすごい量が、ものすごく重い箱にドッサリ入っています。) よその部長は言いました。 「おまえんとこの部は、女の子にこんな肉体労働をさせて、 男どもは席でのうのうとしとるっちゃね」 それは、私に対する同情も混じっていたかもしれないけど、根本的に冷ややかな言葉だった。 思わずムッとして、 「いや、のうのうとしてるわけじゃないですよ・・・」 と言ったけど。 確かにうちのチーム、女の子は私一人。しかも私はチビッコで、まあ小柄だけど。 男の人たちは、私の10倍は急ぎの、重い仕事を、10倍以上の量、してるのだ。 誰一人のうのうとなんてしていない。 少なくとも、彼らには相手の人格を尊重する力があるし、簡単に人を傷つけるようなことなんて絶対に言わない。 彼らより10年以上もキャリアが少ない私が、このクソ忙しいときに、資料集めをして多少重い荷物を扱ってるからって、それが彼らの人格を貶めていい理由になるだろうか?! なるわけない! 私たちのチームでは、そういう信頼関係のもとに、仕事をやってるのだ。 いくら違う部とはいえ、おんなじ会社、毎日顔を合わせて何年も仕事をしてる同僚のはずなのに、このディスコミュニケーション。 よその部はよその部で、うちの部署に不満はあるだろうが、あんな不用意な言葉を、うちの部署の人員である若い私に、よその部の部長が言っちゃいけないね。 うちの会社の弱さを感じた朝だった。あー気分悪い。 そんな朝から12時間以上、私は会社にいたわけですが(笑)、まあ、気持ちの切り替えの早さは必要不可欠。 ニッコリ笑って仕事をしております。 本当の敵はアンタなんかじゃないのだ。 いつまでも、かかずらわっちゃいられないのだ。 明日は金曜日、元いた部の飲み会に誘われていますが、行けるでしょうか・・・。仕事はてんこ盛り状態。このまま嵐の10月が過ぎて、また嵐の11月に突入するのね。きっと。 |
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