| moonshine エミ |
| 2002年10月23日(水) 5000本の桜、300万本のポプラ | ||||
| 急に寒くなった、ここ二日。 こないだまであんなに暑かったのに。 かならず秋が来て冬になる。 そのあとには、また春が来てまた夏になるわけで、それを毎年毎年繰り返しているわけで、地球って、すごいよなあ。 何もかもが奇跡のように思えるときって、あるでしょう? 先週だったか、おうちに帰ったら「プロジェクトX」をやってたんだけど、 ゴビ砂漠に300万本のポプラの木を植えた日本人の話。 95歳のおじいさんと、5000人の日本人ボランティア! ポプラの森には畑ができた。不可能なはずの緑化が実現してきてる。 (実は、私が帰宅したときは終了10分前くらいだったけどね。もっと見たかった 涙) このあいだ読んだ、高村薫の『李歐』という長編小説、 アジア中を舞台にした15年にわたるドラマティックなストーリー。 ラストは中国の大地、李歐が植えた5000本の桜の中だ。 満開の5000本の桜・・・うっとりとその様を想像しながら、読了の感動にひたった私だったけど、まさに事実は小説より奇なり。 砂漠に、300万本のポプラとは。 人間だって、奇跡を起こせる。 途方もない夢と、たゆまぬ力を尽くして、だけど。 今日は家に帰ったら、「そのとき歴史は動いた」が終わる5分前。 この番組はあまり好きではないのだが、予告を見たら、来週は、野口英世らしい。ちょっと興味あるな〜。 野口英世のお母さんは、学校にもほとんど行っていない人だったらしい。 彼女が、研究者になってアフリカ(だったかな)にいる息子、英世にあてて書いた手紙、有名なやつ、すごく泣けるんだよ。 こないだ本屋さんで見て、立ち読みなのに、あわや本当に涙が出るところだった。一途で正直で。愛にあふれて、だからこそ遠く離れた寂しさが哀しすぎる手紙。全部ひらがなで。 斉藤孝さんが編んだ『理想の国語教科書』という本(最近出てけっこう売れたみたいなので、大きな本屋さんに行けば必ずあるはず。)に全文が載ってます。 |
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