moonshine  エミ




2002年07月08日(月)  「あの頃ペニー・レインと」 ノスタルジー

 そういえば、土曜日の夜にビデオを見たのだった。
「あの頃ペニー・レインと」
 1970年代前半の、ロックのお話。
 主人公は厳格な母親に育てられた成績優秀な男の子で、彼が中堅バンド「スティルウォーターズ」のツアーに同行するんです。

 うーん、面白くないことはないんだけど、際立った感動は、私にはありませんでした。
 説得力に欠ける・・・て思うところもしばしば。
 そして、監督が一番描きたかったのが何かっていうのも、あんまりよくわからなかった。自伝的作品っていうくらいだから、思い入れがあるんだろうけどね。
 ダメなとこがいっぱいだけど輝いているっていう、青春のほろ苦さ、がテーマなのか・・・。 
 全編に、’70年前後のロックが流れて、私はその時代の音楽が大好きなんだけど、でもそれも最高の効果は出してなかった気がするな。
 映画のBGMで、「これでもか!」てくらいに有名な曲をいっぱい流すのってどうなんでしょう。最近、ドラマでもこの手法やってるよね、「アンティーク」のミスチル攻勢、「天体観測」のバンプ攻勢。
 私は、流しすぎると、かえって散漫になる感じを受けるんだけど。
 この映画については、その盛りだくさんBGMと合わせて、いろんなことを盛り込みすぎてて、どれも断面がはっきりしなかったような印象。
 何かを失くすのは青春ものの定番だけど、どうも子供っぽすぎたような。
 とにかく、ノスタルジックな映画でした。

 でも、ペニー・レインを演じるケイト・ハドソン?は、めちゃかわいかったね。蠱惑的。彼女を見るだけでも元が取れるってもんです。
 最後のほうでね、彼女が吐くシーンで、裸足の脚がもだえる様子と、それを後ろからじっと見つめる主人公の姿が交互に映されるんだけど、あそこは何か意味深でした。どういうことだったのかナ・・・。
 15歳の愛くるしい主人公の少年とペニーとのキスシーンも、妙になまめかしかった。

 飛行機がキーワードになってたようでもある。
 主人公の姉と、ペニーは、結局空を飛ぶことによって解放され、新しい世界に行くんだけど、片やバンドは「もう飛行機には乗らない」みたいなラストなんだよね。うーん・・・。
 ちなみに、劇中みんなで初めて飛行機に乗り込むところでは、ジミ・ヘンドリクスの「Voodoo Child」が流れました。

 おっと、ネタバレしすぎ? ま、最新の映画ってわけでもないしね。
 見た人いたら、それからこれから見る人いたら、感想きかせてください。どうにもスッキリしない気持ちも残ってるので。

 ・・・と書いてる間に、今週も「濱マイク」の時間が近づいてきました。
 
 最後に、HPにコンテンツ増やしてみてます。
 この「エンピツ」サイト以前、2年近く前の日記をジャンルごとにピックアップです。読み返してのコメントつき。コチラから。いやー学生時代(末期)ですよ。まいったまいった。
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