moonshine  エミ




2001年12月04日(火)  断然好きになりました

 風邪ひきました。
 喉がカサカサのイガイガです。
 
 さて、今夜はロックと文学のことをば。

 ザ・フーのCDはレンタルショップにおいていなかったので、とりあえずドアーズのベストを借りてみました。有名なバンドだが、私は何だかんだで初めて聴きます。
 ものすごくイメージどおりの音楽性だったので、ちょっと笑ってしまった。
 そして、イメージを抱いていたのより、ずっと好きになりそうです。

 ゆうべは寝る前に、芥川龍之介の「地獄変」を読みました。
 確かずっと以前(高校生くらい)にも一度、読んだことがありました。
 そのときの印象は、ただ怖いものでしかありませんでした。
 昨日読んだあとも、やっぱりすごく恐ろしかった。
 でも、怖くてゾッとするくらいに美しい話だと思いましたねえ。
 
 高校生の頃は、「羅生門」といい「蜘蛛の糸」といい、
「げに恐ろしき、暗き作家かな!」と思って、できれば二度とこんな怖い思いはしたくないから、この作家とは関わらずにいよう、と思っていたものです。
 しかし、今は「地獄変」も死ぬまでにあと100回でも読んでいいと思うし、今夜も芥川を読んで寝ようと思っています。
 明治〜戦前の純文学作家の作品は、もはや学問系の書籍でしか読めないものがたくさんありますが、 さすがその中でも一般文庫にたくさん収録されている作家だなあ、と思った。芥川。異才。  

 ロックと文学の関わりについての考察はまた今度。
Mail Home

BBS blog


<< >>