子供の頃の夢を時々みます。 なぜだか私はいつも時間に追われてて、 必死に何かに追いつくように、何かから逃れるように ただひたすら走っている。 それはきっと今の自分。 子供の私に、時間に追われるような事はなかったはずだから。 子供の私を通して見る今の私は大いに物足りない。 あの頃の不安をそのまま背負って生きているようで 心配でたまらない。 それでも心からの笑顔はまんざらでもない。 思い描くような生き方ではなかったと思う。 もう少し…昔描いたビジョンはもう少し贅沢なもの。 それでも膝を抱えて泣いていたあの頃の私よりずっといい。 とても不安でとても怖くて大人になる事が怖かったあの頃。 期待は夢と広がる。でも臆病な心に魔が差す時は震えてた。 今じゃ、子供の頃の私の方がずっと大人。 夢の中のあなたはいつも心配そうで。 絶対不満タラタラなんだろう…。もうちょっとさぁ、って。 それからあなたの大事なもの。自分の事は自分が一番よく知ってる から。飽きっぽいあなたが初めて掴んだ大事な物を 私がなくしてないか、とても心配なのね。 もちろんとても辛い時もある。悔しくて悔しくて眠れない日も。 それでも手放す事を考えた時は一度もない。 私はあなたに感謝している。とても素敵な想いをもらったから。 だから安心して、ほんの少し。 思ったような道のりじゃなかったけど、変わらない願いがここにある。 あなたと同じ気持ちで今も、一生懸命生きて一生懸命悩んで 一生懸命頑張っているから。 だから私は昔の自分に出会う時、いつでも一つだけ言う。 私はとっても元気です。あなたが大事にしていた夢を、 今も私は飽きもせず大切に大切に育てています。
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