快賊日記「funnyface」

2003年06月28日(土) 沈殿。

不純物が多ければ多いほど、それは下に沈み
透明な液体は少なくなる。ろ過され出来上がった純物は
果てしなくかけがえのないものなのに。
あまりの少なさに自分の事ながら驚かされる。
いつから方法になってしまったのだろう。
純粋に思い続けてるつもりなのに。
術や方法ではない。目指すものが大きければ大きいほど
焦りや不安や不満で近道を探し出す。
そしてどうすればそこにたどり着けるのかと
ありきたりな失敗に足を進めてしまう。そうすることが遠回りなのに。
初めての気持ちは忘れてはいない。あの日の気持ちを持ち続けた者だけが
たどり着ける楽園が必ずある。
方法では、ない。純粋に思い続ける事。
どうすればではなく、どうしてなりたかったか。
それだけでいいはず。沈む重さはろ過に耐えられない程に
不透明であり。沈んだそれを欠いた液体の何と潔癖で美しい事。
自分は常にそれでありたいと。常にそれであれと。
自分に今日も言い聞かす。


 < 過去  INDEX  未来 >


快賊船 [HOMEPAGE]

My追加