| 2002年06月23日(日) |
ノーネーム1 「マン・イン・ブラック」 |
Story Of No-NAME …from「que sera NORA−野良−」
最近我輩の知らない所で、何か大事な事が起きている ようだな…この我輩を大切な会議から締め出しおって! そうか。こいつらは結局あの緑の世界が恋しいのだな。 しかしあんな世界の何がいいのか…?我輩の祖先がした事は、 すばらしいことじゃないか。我輩にこんな地位をもたらしたの だからな。しかし、我輩はこんなんではまだまだ満足など しないのだ。我輩は野心家だからな。あんな小娘に最高権力を 渡してたまるものか!我輩がどんな手を使ってでも必ずや、 この国を統べてみせるのだ。うん?ほぅ…さすがに勘がいいな。 早速手を打って来たか。しかもちょっと厄介な敵を送り込む とは、敵もこれは本気のようだな。 これを黙って見過ごす訳には行かぬ。我輩の生死に関わる 問題だからな。よし、ならばその先の手を打とうじゃないか。 驚くなよ?我輩は汚い真似が大の得意なのだ。 おまえ達の好きなようにはさせん!我輩の道に立ちふさがる 事は何人たりとも許さーん!待っておれ。今そこに行ってやる。 そしてお前らの言う緑のすばらしい世界とやらを見てきてやる。 まずはあの男を見つけ出し助けるのだ。そしてあのガラクタを 始末してやる。それからあの女…あいつも邪魔だな。消すか。 ここはつまらない町だし民たちも失敬な奴らばかりだが、 我輩の仕事をするには持って来いの場所だな。 そして戻った時、世界は我輩の物になっているであろう! では、行くか。黒い世界を統べるために…。
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