�蠧�記
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お母さん、なぜ貴女は私のためにもっと長生きしてくれなかったのか? 貴女は私を誤解したまま往ってしまった。 貴女は私に私の悩みが自分のことだけだろうと決めつけたけれど、あれは間違いだったのよ。 貴女の姑が倒れて、貴女と子供達だけで東京に戻ってから、貴女が大変だったのはわかるけど、人の気持ちを決めつけてはいけない。 まあ私は神様は私の気持ちを理解していると思うけどね。 それまで神も仏もないところで友達もふうちゃんだけだった。 確かにあそこは大変なところだったよね。東京大空襲の生き残りでも。
私を子供扱いしないで信頼して私にできそうなことは何でも頼むべきだったのよ。私は貴女の立場を理解していたのだから。
今車の免許を取得しようとしているの。 30キロで走る道と60キロで走る道とでは広さが違うね。
成人の日。
私は成人式に出なかった。
甥っ子の結婚式に出た時お母さん幸せな顔してるね。
あの時私はいなかった。
貴女にも成人式なかったのかな。 貴女のお母さんにも。
お母さん、どうしてもだめなの。
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