衛澤のどーでもよさげ。
2009年01月12日(月) 食欲+知的探求心。

ジパング」を読んでいる一方で「彼氏彼女の事情」もいま更ながら読んでいる衛澤です。

一週間ほど前にさっさと忘年会を済ませた私どもですが、またもや集ってやらかしました。


二世代くらい旧い携帯電話で撮影しましたので画像が粗くなっておりますが、詳細はあまり見えない方がよろしいかと思います。
そしてこれは鍋ものです。
黒ごま豆乳鍋としてつくりはじめました。材料を購入する際に「黒ごま豆乳鍋の出汁」が販売されているからそれを、と考えていたのですが、店舗にはそれがなく、しかし「豆乳鍋の出汁」はあったので、これに黒ごまを足せばいいかということで黒すりごまをともに購入しました。ほかに白菜、大根、長芋、鶏肉、豚肉、つみれ、ポテトチップスなど。

一切合切の材料を鍋に入れ、煮ると当然のようにおいしく頂けます。しかし、豆乳ベースの出汁の中に黒すりごまを入れて一ト煮立ちさせると、見ためには生鮮食料品を砂利と一緒に煮たような感じになります。視覚的刺激に弱い方にはおすすめできません。ものごとを見ためで判断しない人だけ真似してください。
更に鍋もの用のラーメンの麺というものが売られているので、野菜等を食べてしまった後に、いわゆる〆として投入し、煮ます。そろそろ出汁が煮詰まってきます。鍋を囲んでいる者もそろそろ腹を満たすことに必死にならなくてもいい状態なので、アタマが緩くなってきています。
煮詰まった出汁を牛乳で伸ばします。
しかし、先に大量に煮て食べたポテトチップスのでんぷん質が糊化をはじめて煮詰まり方はひどくなってきます。ラーメンがカルボナーラ状態です。ゆで麺を混ぜ返したセメントの中に突っ込んでから食べているようなヴィジュアリティですが、味は旨いのです。

そして、先の動画の場面に行き着きます。
たまたま宴会場である御宅にあったバナナを鍋で煮てみようという試みを行ったのです。やけにはしゃいでいる私たち。しかし、火が通ったバナナは美味であることを私どもは知っておりましたので、食えないほど不味いものにはならない確信はありました。
でも見るからに泥を煮詰めた中にバナナを投入しているようです。その視覚的刺激が私どものテンションを上げていきます。動画の中の私たち、はしゃぎ過ぎです。
でもこれが、旨いんだなあ。
食べもので遊んじゃいけません的なお叱りを受けそうなことをしちゃってますが、私ども四人がかりでこれ等鍋に投入したものすべてをおいしく完食致しました。「泥だね」「セメントだね」「カオスだね」「背徳感だね」などと言いつつ、煮詰まって団子になりそうにねっとりした出汁もバナナにからめて残さず頂きました。

ひどいめに遭うのが大好きな方、度胸がある方、同居人に厭がらせをしたい方などはぜひお試しください。
ものごとを見ため最優先で判断する方、理性が強すぎる方、一生を常識の中で過ごしたい方にはおすすめ致しません。

あと、食後の語らいのどさくさに見つけてしまった動画を貼り付けておきます。
一七年ほど前のテレビドラマで私などもオンタイムで見ていたのですが、一〇話全話見たはずなのに御話の内容はすっかり忘れてしまっていて、しかしこの動画の一部始終だけはよく憶えています。
当時も「これは尋常ではない」と思っていましたが、改めて見てみるにつけ、当時考えていたよりももっと深層の部分で大きな何かを間違っているような気がしてなりません。
「ドラマのTBS」が夜一〇時台のドラマでこんなことをねえ。バブル崩壊の衝撃の余波だったのかしらん、なんて。


エンピツユニオン


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