2007年09月08日(土) 驚いたり驚いたり。
過日、スポーツクラブの入会申し込みに行ったものの、入会申込書に馬鹿正直に「鬱病・パニック障碍」と記入したために「書類は一旦お預かりしておいて、内部で相談した上で入会して頂けるかどうかの判断をします」というコメントとともに自動的に入会待機状態になったことをこの頁でちらっと述べました。
「わざわざ書かなくてもよかったのに」と思う自分がいる一方で「たとえコンマ〇一パーセントでもパニック発作を起こす可能性がある限りは予め伝えておくべきだ」と思う自分もいて、最終的に「隠さなくてはいけないことでもないし、入会を断られたら入会金と初月会費として取っておいた金でシットアップベンチとダンベルを買えばいいや」という風に気持ちの整理がつきました。
しかし昨日のことに、スポーツクラブの職員氏から電話がありました。申し込み前に施設案内を御願いしたのですが、その案内を担当してくれた職員氏からです。
「来て頂いてから本を読んで調べたのですが……」と仰る。ぼく一人のために精神神経系医療についての本を読んで勉強してくださったらしい。付け焼き刃と言えばそうだけども、たった一人のためにそうしてくれる職員がいるというそれだけで、「もし入会を断られたとしてもこのスポーツクラブのことは決して悪くは言わない」という気持ちにはなりました。
けれども憂慮は杞憂に終わり、入会は認められたのでした。
という訳で、今日はじめてそのスポーツクラブでトレーニングしてきました。
施設案内して頂いたときにはジムスペースが小さいなあと思っていたのですが、実際に利用してみるとさほど閉塞感もなく、むしろ快適。以前利用していたジムと違って、利用者を放ったらかしにしないので器具の使用方法や体調の具合いなどの相談がいつでもできてよろしいです。
気分よく利用できる上に、経営母体がスーパー銭湯も別所で営業しているので、会員になるだけでそのスーパー銭湯の利用が無制限で無料という特典付き。ぼくと同じ市内にお住まいのみなさんにはお勧めしたい施設です。
いいスポーツクラブだなや、と思いつつ、インストラクターさんに組んで貰った運動プログラムを一ト通りこなして、少しもの足りなかったので「上腕三頭筋の運動をしたいのですが、どのマシンがいいですか」と訊ねてみました。そしたらインストラクターのお姉さんは丁寧に教えてくれたのですが、その中で職業を訊ねられまして、もの書きですと答えたらば結構めずらしいらしくて驚いてくれました。
そこまではよくある話です。「精神病患者」かつ「文筆業」かつ「性同一性障碍」というのは一九六〇年代におけるパンダくらいめずらしいみたいで、この三ツのうちの一ツを言うだけでもめずらしがって貰えます。
しかし、今日驚いてくれた焦点はそことは少しずれていて。
「三頭筋という名前を使って質問してきた利用者ははじめて。医者かと思った」というインストラクターのお姉さんのコメント。
えええ?
だって、ぼくが今日、利用したのはマシンジムですよ。利用者のみなさんは筋肉トレーニングをしに来るんでしょ? 老人にもかかわらずマッチョな人とかいるでしょ? そういう人は筋肉マニアですよ。きっとみなさん御存知ですよ。上腕三頭筋なんてヒラメ筋と比べたらとってもメジャーな筋肉じゃありませんか。
と、久し振りのトレーニングと一緒にちょっとめずらしい驚きも体験してきたのでした。
そうだ。
トレッドミル(ランニングマシン)の前には大きな窓があって、そこからはプールが見えます。そこで有酸素運動しているときに見ました。プライベートレッスンの現場を。
赤裸々でした。先生も生徒もとっても日焼けしていて(違)。
【今日のもう一ツ吃驚】
体組成計でいろいろ調べて貰ったら、身体年令が何と五〇歳。 orz