先月はじめに庭を掘り起こして、スイートバジルの苗を植えた。その後「毎朝一回だけ水をやる」ということだけしかしていなかったが、スイートバジルはすくすくと成長。早く葉を摘んでやらなければ大きくなりすぎて育たなくなるというところまで育った。
いろいろ料理に使うつもりだったが、あまりの暑さに調理する気が失せてしまったり仕事のために外食する機会が増えたりで、なかなか使えなかった。しかし、先日インターネットカフェに自発的に缶詰になった結果、大口の仕事が何とか一段落ついたので、ハムを仕込むことにした。要は肉の塩漬けである。
スイートバジルを植えたばかりの頃に一度、豚肉を使って拵えてみたらとても旨かった。でも脂が気になったので、今回は鶏胸肉を使って仕込んでみた。肉の重量の一割程度の塩を擦り込んで三日間ほど冷蔵庫内に放置。それからゆでる。これだけでなかなか旨いハムができる。塩と一緒にバジルを擦り込んでおいたり、茹でるときにバジルも入れたりするといい香りがつく。
但し、塩は塩化ナトリウム九九パーセントの精製塩では旨くできない。
それを仕込んだ後、パセリとローズマリーの株を手に入れたので、早速植えた。
香草の類いはやたらと生命力が強いので、少々世話を怠っても勝手に生き延びるらしい。特にパセリなどは駆逐してもしきれないほど強いという。
という智識を、私は川原泉女史の「パセリを摘みに」という作品で学んだ。
しかしまあ、趣きも美的感覚も一切ない植え方だこと。冬を越したら紫蘇など植えてみたいと考えている。
さて、昨日まる一日休ませていただいたので今日はちょっと寝坊させて貰うだけにして、自発缶詰でデータ化した原稿の校正作業をやろうと予定していたのだが、「さあやるぞ」と印刷原稿を開いた途端に別件が舞い込んだ。だいたいにしてこういうものはタイミングよく本業の邪魔をしてくれるものである。それが判っているつもりでいるからあまり困ってはいない。
だがよく考えてみると、わしって金になる仕事とならない仕事を半々くらいの割合でやってるよな。まあいいか。
【今日のやっぱり憧れる】
横浜という街はやはり進んでいる。また「
SHIP」だなんて名前がぼく好みだ。ますます住みたい横浜市。