衛澤のどーでもよさげ。
2007年06月06日(水) M-先ずはB-ばたばた走らないT-トレーニングをはじめよう。

今日も徒歩で一ト駅隣りの街まで仕事に出掛ける。自宅にまだ子供の猫を残して出掛けるのはどうしても気掛かりだが、同居猫まめにも留守番に慣れて貰わないといけないし、私自身も自宅では仕事を進められない性分でもあるし、外で仕事をするようにでもしないと身体を動かす機会も少ないので、できるだけ外出しなければならない。

〇九〇〇時過ぎ辺りから一一一五時くらいまでファストフード店で原稿執筆。ようやくまめを一人で自宅に残してくることに私自身が慣れてきた。最初のうちは出先で原稿用紙を広げても自宅で一人きりのまめのことが気になって執筆に集中することができず、幾らも書かないうちに直ぐに帰ってしまうこともしばしばだった。
今日は三時間ほどで四〇〇字詰原稿用紙五枚ほど書き進む。一ト月近くのブランクがあった割りにはまあまあの進み具合いだろう。

午よりも少し前に筆を片付けたのには理由がある。先日行こうと思いながら行けなかった、シューフィッター常駐の靴屋に行くためだ。ちょっと特別な履きものを買いたいのだ。
その名はMBT。意味は表題の通り―――ではなく、Masai Barefoot Technology、マサイ族の裸足の技術、である。

マサイ族は現在でも履きものを使わず裸足で歩くのだが、彼等の身体能力が優れていて健康で肩凝りや腰痛などと無縁なのはそのためだ、と考えたスイス人技術者が開発した「裸足で歩くのに窮めて近い状態を生み出し、使われなくなった筋肉や関節を動かすことによって健全な筋骨格を再現する」履きものがMBTだ。靴もあるし、サンダルもある。私は今日、サンダルを購入した。

これがMBTサンダルだ!

履くとこのような姿になるのは普通のサンダルと変わらないが、側面から見ると全く違う。

履いたとこ

側面、底部のかたちに注目して頂きたい。このアーチが「裸足で草原や土の上を歩く感覚」を身体に伝えるのだそうだ。

アーチ型の底

このMBTはただの履きものではない。これ自体がトレーニングギアである。履くだけでトレーニングになる。だから、正しい履き方、歩き方を知らないままに使用すると身体を痛めることもある。正しい使用法を購入者に教えるために、取扱店には必ず「MBTトレーナー」という資格を持った指導員がいる。
購入の際にはMBTトレーナーの指導を小一時間ほど受けてから品物を受け取ることになるので、店舗には時間の余裕を持って行くことをお勧めする。実際に履いて動きまわるので動きやすい服装で。

店頭でMBTトレーナーの指導を受けた上で、更には写真のような指導DVDが同梱されている。一方はMBTの基本概念を解説するもの、一方は具体的なMBTの使用方法を解説するものである。店頭で指導を受けた上で自分でもDVDを見て勉強しなければならない訳だ。
それだけ、履くのが難しい履きものだということだ。

指導解説DVD…これだけで5000円くらいするんじゃないのか?

「最初は一回一五分くらいから慣らしていってください」という指導を受けて帰宅した私は、日暮れ頃に近所の遊歩道に出掛け、指導された通りのフォームを意識しつつ、MBTを慣らし履きしてみた。
最初は独特の底面のかたちのために不安定で歩きづらいが、普段から歩くと言うことに慣れているなら直ぐにMBTにも慣れることができる。少なくとも自分では慣れた、と思っているのだが、重ね重ね店頭では「正しいフォームがきちんと身についているかを確認しますから、二週間後にもう一度御来店ください」と言われているので行かなくてはならない。間違ったフォームが身についてしまったら矯正するのが大変だ。

「一回一五分から」と言われていたが、歩き心地がいいので四〇〜五〇分ほど歩いてしまった。MBT「普段使わない筋骨格を使うように」する構造になっているらしいから、いまは何ともなくとも一夜明けてみるともしかしたら筋肉痛が起こるかもしれないが、それはそれでトレーニングの愉しみでもある。

明日もMBTで歩きまわりたいと、遠足前日の学童のような気分でいる。


【今日のパッション】
Mクドナルドの「マンゴーパッション」を飲む。マンゴー成分が足りないと思った。


エンピツユニオン


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