衛澤のどーでもよさげ。
2005年08月23日(火) 制止した流れの中で。

夜明け前は勿論のこと、今日は日が昇ってからも随分涼しい一日だった。身体を起こすとふらついてしまうぼくは、一日の大半を床に就いたままで過ごした。窓を開け放していても、屋外から何の音も聞こえてこない不思議な一日だった。

涼しく、静かな日中。聞こえない。暑くも寒くもない。風もない。そんな中で眼を閉じて横になっていると、世界が制止したかのような錯覚を覚える。
何もない。何もない。何もない。
自分の生命さえ制止してしまったかのような空間を、ぼくは心地よいと思った。


【今日のあとで知る事実】
涼しいなあ、と何度か呟いた今日の日中の平均気温は、二七.五度。毎日の気温に比べればかなり涼しいけれど、ぼくが幼かった夏の最高気温だった温度だ。あの頃も、夏は暑かったのだけど。


エンピツユニオン


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