衛澤のどーでもよさげ。
2005年06月23日(木) ラヂヲの時間。

性同一性障害自助グループ代表として地元コミュニティFM局FMマザーシップさんのお昼の生放送番組「わいわい広場」にゲストとして招んで頂きました。自助グループの活動を衛澤の個人サイトに書くことは極力避けたいことなのですが、衛澤個人としても貴重な体験でしたし、マザーシップさんの快諾も得て参りましたのでちょちょいと書かせて頂きます。

「わいわい広場」は1130〜1300の90分生放送。番組のほとんどの時間をぼくとグループの話題に割いてくださいました。何しろ臨機応変とは無縁でアドリブが利かないぼくですが、局長兼DJの坂口さんの見事な誘導でかなりなめらかに喋れ(たような気がし)ました。
坂口局長は過日掲載されたぼく(が関わっている性同一性障害自助グループ)の新聞記事を御覧になってぼくに連絡を取ろうとしていてくだすったらしいのですが、ぼくからマザーシップさんへの啓発活動協力御願いの方が一歩早くて、あれよあれよの急展開で番組に御邪魔させて頂くことになったのでした。

局長をはじめ、一緒に番組出演なすった地元の方や、放送後にお会いした町の人々はみな、「性同一性障害当事者」としての衛澤をものめずらしがったり気味悪がったりという偏見の眼を持たずに親切に接してくださいました。性同一性障害についてよく御存知という訳ではないけれど、理解しようと一生懸命にぼくの話に耳を傾けてくださいました。

ぼくはたびたび言うのですが、ぼく自身は性同一性障害当事者であることを理由に厭がらせをされたり、それがためにつらいめに遭ったりという経験がほとんどありません。そして、行く先々で今日のように懸命に理解しようと努めてくださる人々や協力してくださる人々に出会います。こういう体験を重ねていると、世の中に性同一性障害に対する偏見や差別があることの方が架空のことのように思えたりします。
ほんとうにぼくは恵まれています。有難く思うと同時に何だか申し訳ないのです。誰に対して、ということはなく。

FMマザーシップさんは今後も性同一性障害の啓発活動に協力してくださると言ってくださいました。来週6月29日(水)1000〜放送「みどりの部屋」にもぼくのゲスト出演が確定しています。受信可能地域に在住・通勤なさっている方はどうぞお聴きください。
そして、放送で同席させて頂きました地元シンガーソングライターのヒロノコテツさん(FMマザーシップで番組を持ってらっしゃいます)は御自身のアルバムに何とサインを入れてプレゼントしてくださいました。初対面のぼくによくぞここまで……! ソウルフルな歌声、忘れません。有難うございますo(_"_)o


【今日の業務連絡】
絵師、御指名のバトンは明日がんばります。御名前出しますが、いいですよね?


エンピツユニオン


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