連載小説
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2010年10月20日(水) エロとラブ

タイトルだけ読むとエロっぽいけど。
絶対たいしたこと書かないから、一瞬でも期待した方はごめんなさい。(^_^;
いやね、先ほどネットで

「エロは足りてるんだがラブが足りてないと萌えない」

という文章を読んで。
うおおおーっ。なんかすげー納得した。
とか思ってしまったもんで。思わず書き込みに。

前に友人から、おおきく振りかぶってのアベミハ(この辺で解らない人ゴメンなさい)の小説同人誌を借りて読んだんです。
この小説本、すげー分厚くて読みごたえ満点っぽい。
友人に聞いたら、さすがに値段もよろしくて。
うーん、いくらだったかな。2000円とか2500円とか。そんなくらいだったかと。
それを友人ったら、サークルの事も、中身も確かめずに買ったらしいんですわ。(金持ちめ)
理由を聞いたら。

確かに賭けだとは思ったんだけど。なんか結構人が並んでてね、その人達がなんの躊躇いもなく次々と、その本を購入していくからさ。
これだけの人から一定の高い評価を得ている本なんだな。と思ったわけ。
だったら、まあ賭けてもいいかもしれない。
と思って買ったのよ。

という話でした。
「へええ〜。で、読んでどうだった?」
「あああ〜……んん……。悪くはないんだけど。でも私はそんなに…」
とか言葉を濁すんですよ。賭に負けたのかよっ!!(笑)
とりあえず読んで自分で判断して。と言われたので、借りて読んでみました。
読んだ感想。彼女と一緒。

いやあ。文章の良し悪しは、私あまりよく解らないのですが。
たぶん上手いです。少なくとも、下手だとは微塵も思わなかった。
物語の造りも、結構たくみで。
出会った二人が結局結ばれるまで、ガッチリキッチリ書ききっていました。
そういう意味では実力があって、さすが並んで買うサークルって事なんでしょう。
でも…。なぜだろう。萌えないよ。

エロは結構あったんですよ。
分厚い本の中で、セックスシーンは何回もあって。
エロシーンもしっかり書き込んであって。(そういう意味でも、人が並んで買いたい本にはなっている)
でも。なんだろう。何かが足りない。私には。

その時私が連想したのは
「私の正義の味方の、冬馬と黒羽のセックスシーンみたいだ」
でした。

えーと、高校生なのに(おおきく振りかぶっては高校一年生の話です)熟練オヤジかよ、みたいにセックスに手慣れてる。
って意味もあるのですが。
なんつーか、印象が「プレイ」っぽい。
愛しあうから結ばれた。というより、プレイとしてのセックスみたいな感じがする。
その分、色々なテクを描写しているので、エロシーンは濃くなるかもしれないのですが。
でも、そこがきっとしっくり来ないんだろうな。

私も、何やら濃いプレイは、冬馬と黒羽の方が書きやすいです。
道具も使えるし、体位も変わったこと出来て、言葉責めとかもできちゃう。
でも、やってることがマンネリになりがちではあるんだけど、書いてて「愛」だよね、と思うのは、香澄と黒羽のほうなわけです。
プレイを楽しむ感じなのが(黒羽はあまり楽しんでないけど)冬馬で
文字通り愛しあうってのが香澄の方。

で、そんな感想を抱きながら、ずっとなぜ私はその小説には萌えなかったのか。
を頭の隅で考え続けていたのですが。
今日、とっても簡潔な言葉でそれが説明されたわけです。

「エロは足りてるんだがラブが足りてないと萌えない」

そう、そうなんだよ。
その一言だったんだよ、私が感じていたのは。
なんて簡潔にその時感じた気持ちを表してくれたのかしら。

その作者さんは、もしかしたら、恋愛でも最初から、お道具使ったり、言葉責めしてプレイみたいにいじめてみたり。
そういうのにもラブを感じているのかもしれないけど。
たぶん私は、そうじゃないんでしょう。
エロエロだとは思ったけど、私には何か足りなくて萌えない。と思った理由は。
私にはそのセックスに、「ラブ」があまり感じられなかったんでしょう。

まあ、その小説と私の感性がたまたま上手く合わなかっただけで。
別に、その小説にはラブが足りないのよっ。というつもりはありません。
でも、男性向けって、エロだけでもオッケー、な作品がたくさんあるじゃないですか。
身体だけ。愛なんて「処理」には邪魔邪魔。みたいなヤツ。
でも、女性向けは、エロはサービスシーンとして欲しい、と言う感じだけど。
「愛」は必須だよね。と思う私です。

ラブは足りてるんだけど、エロが足りないと物足りない。
と思うことはあっても、愛が足りていれば、少なくとも萌えるよなー。
絶対。うん。


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