エスムラネット・日記

2005年11月09日(水) あの世について・2 姉のこと

まずは、うちの姉の話を書きます。
姉は、ここ15年くらい、「身体のどこも悪くない日はない」という状態でした。
僕なんかよりよほど健康的な生活をしているはずなのに
頭痛や肩こり、足の冷えやむくみは常にあり
そこに時おり何かの病気が加わる、という感じで
西洋医学から鍼やカイロプラクティックに至るまで、いろいろ試してはみたものの
どこかが治っても、またどこかが悪くなる、という、その繰り返しでした。
でまあ、僕も「スピリチュアル9割信奉者」だったので
「どうも変だ」「何かあるんじゃないか」と何となく思ってはいたのですが
「誰に、どう相談すればいいのか」とか、よくわからないので
何も行動せずにいました。

ところが、8月に、友だちの紹介で知り合った方に
「お姉さんの病気について、西洋医学以外の治療方法を見つけるのは
あなたの役目みたいですよ」と言われ
しかもその後、母から、姉が「今までなかったくらい重い病気にかかっている可能性がある」
ことを知らされました。
で、どうしようか、と思っていたところ…。
1か月ほど前に突然、元の職場でつきあいのあったデザイン事務所の社長(退職してから、しょっちゅう、仕事をいただいていました)から
「知り合いの奥さんが、今度霊能者として本格的に活動を開始するらしいのだが
うちで本を作ろうと思う。その本作りに協力してもらえないか」と頼まれたのです。

その話の流れで、社長に「何か、みてほしいことないの?」と聞かれ
姉の写真を見てもらったところ
「母方の、こういう方が、こういう病気でこういう亡くなり方をしていて、その方があなたのお姉さんの肩から頭に、おぶさるように乗っていらっしゃる。そのため、頭はすごく痛いはずだし、肩もこるし、エネルギーがそこに使われてしまって、身体の他の部分までいきわたっていない。もし身体の具合が悪いとしたら、症状が出るのは胸から下(肺や胃ではない)で、足も冷えるはず」
と言われました。びっくりしました。

それから数日間は、驚きの連続でした。ざっと書くと

・まず、姉に確認したところ、症状は言われたとおり。
・実家に電話をかけると、母はちょうどその日から、山口の実家(祖母が住んでいる)に帰っていた(僕の従妹が海外で出産をすることになり、叔父夫婦がその手伝いでいなくなるため)。
・山口に電話をしたところ、母は、その亡くなった方のことを知らなかった。
・数日後、母から電話で「どうもおばあちゃんが生まれる前に、そういう病気で亡くなったらしい。でも、その方のお墓の場所とかはわからない」と報告があった(もし母が山口に行っていなかったら、最近耳の遠い祖母とは電話ではなかなか意思疎通ができないので、確認がもっと遅れたはず)。
・さらにその翌日、母から電話で「今日、近くのお地蔵様に散歩に行って、帰りに本家の庭の花をボーッと眺めていたら、ちょうど中から叔父さんが出てこられた。『お茶でも飲んで行け』と強引に勧められ、通された部屋にお仏壇があったので、『もしや』と思って見てみたら、その方のお位牌があって、戒名がわかった」と報告があった。

で…。その頃から、薬を飲んでも何をしても治らなかった姉の頭痛と肩こりが、嘘のようになくなったそうです。
病気の方は、現在検査の結果待ちですが、よくなっているといいなあ。

姉にかぶさっていたのは、その方や、その方のお母さんの思いだったそうです。祖母はもう、94歳(確か)なので、ひょっとしたら「うかうかしていると、その方のことを知っている人がいなくなってしまう」とあせっていたのかもしれないなあ、と、僕はちょっぴり思います。

しかし、どう考えても偶然とは思えないことばかりで
「霊魂は存在しない」と仮定したとしても
「その霊能者の方は並み外れたカンなり超能力の持ち主である」ということになり
結局、人間の五感以外のものを認めざるをえないわけです。


 < 過去  INDEX  未来 >


森村明生 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加