浅間日記

2013年06月19日(水) 居直りのすすめ

今年度の「子ども・若者白書」が閣議決定。
いわゆる「ニート」の若者が平成7年以降で最多となったことがトピックスである。
15歳から34歳の「not in education, employment or training」である人は53万人、その年齢層の2.3%を占めるそうだ。

「自殺対策白書」も閣議決定。
3万人ラインは15年ぶりに下回ったが、若い世代の自殺が深刻なんだそうである。20代の死亡の原因のうち、半数近くを自殺が占めているそうだ。




社会全体に老害が溢れ、加齢臭が漂い、
若さのかけらもない次代に若者であるということは、
体がきしむようなつらさがあると思う。

世の中に溢れている有害物質や劣悪な環境は、
物心ついた時にはすっかり自分の身体の一部になってしまって、
だるい身体をどうしようもない。

人生に大切なことは情報産業が入れ知恵するから、
足がすくんで未来に踏み出せない。

どうにもならないとうずくまっていたら、
ニートなどという無神経な略語で小ばかにされ、
ただ存在することも許されない。



時代に反旗を翻すのは、死ぬことではない。
もちろん、無差別に誰かを殺すことでもない。

「その駆け引き」に命を使うのは、もう無意味なことだ。
あとは、なりふりかまわず生きるしかないだろう。

町工場のランニングシャツの親父のように、
うるせー!と怒鳴りながら、せっせと手と足を動かして、
ささやかな未来を自分なりに創っていくしかないのだ。

2007年06月19日(火) 
2006年06月19日(月) 3浪生の受験日前
2005年06月19日(日) 高密度な労働投下
2004年06月19日(土) 草刈り多国籍軍


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