浅間日記

2007年06月19日(火)

数日前の、夜半のこと。

Hと、凍傷治療で有名なK医師の本についての話題から、
いつしかクライマーの四方山話へ。

素人目にみると、クライマーには三種類ある。

一つ目は、今も登り続けているクライマー、
二つ目は、山をやめたクライマー、
そして三つ目は、遭難で死んでしまったクライマーである。



Sさんというクライマーがいて、彼は三番目である。
会ったこともなかったけれど、私は彼の書く静かな文章が気に入って、
どんな人だろうと思っているうちに、岩から落ちて死んでしまった。

技術も高く、先鋭的なことをやっていた人だったから、
生きていたら何していただろうね、とHに問うと、
投げやりに、まあ、死んでいただろうね、と無情なことを言う。

生きていたら山をやめるはずもなく、
山を続けていたらいずれ死んでいただろう。

山を続けていたらいずれ死ぬような人が山を続けるのは、
家族にとっては−おそらく気がつかないだろうが−つらいだろうと思う。

2006年06月19日(月) 3浪生の受験日前
2005年06月19日(日) 高密度な労働投下
2004年06月19日(土) 草刈り多国籍軍


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