浅間日記

2007年12月24日(月) 愚者の家

「賢者の贈り物」をAに読む。Hが傍らで聞いている。

文体が古めかしい本だったからAには難解だったようである。
長い長い髪をかつら屋に見積もりさせている絵だけを、しげしげ見ている。



あまりに清々とした物語であり、そうした空気が家の中に飽和する。
愚者の自分としては恥ずかしいというか、居心地が悪い。

だからついHへ、
あんたの山道具を全部売っ払って、私にプレゼントをくれてもいいよ、と悪態をつく。

おれはそういう調整ミスはしないんだよ、と愚者その2が応える。

2006年12月24日(日) 文明と因縁
2005年12月24日(土) 大工よ、屋根の梁を高く上げよ
2004年12月24日(金) 冬の祝祭日


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