浅間日記

2006年04月23日(日) 花のワルツ

回復。桜も梅もコブシもボケもタンポポもレンギョウも、
冬に花芽をつけたものは、みな満開である。



お楽しみにとっておいた、バレエ「くるみ割り人形」のDVD。
マリインスキー劇場バレエ−キーロフ・バレエの方が通りがよいか−、
マーシャ役は、ラリッサ・レジュニナというレニングラード生まれのプリマ。

序曲のところから、もうワクワクである。
この曲はこんな場面で踊られるのか、と思いながら鑑賞。

スペインの踊り、アラビアの踊り、中国の踊り、ロシアの踊り。
そして、本当にほんとうに可愛らしい、あし笛の踊り。

こんなに楽しいエンターテイメントが、あるだろうか。
衣装も、舞台も、音楽も、舞踊も、心を躍らせるためだけにある。
Aと二人、うっとりしながら鑑賞する。



くるみ割り人形はクリスマスの物語だけれど、
花のワルツから終わりのワルツまで続く情景は、春の喜びに満ちている。

寒いロシアの国もやはり、この土地みたいに春が待ち遠しく、
光と色彩は、それは大層な喜びなのだろう。

その喜びをあんな芸術作品として表現できるなんて、
芸術家というのは羨ましいものである。

もちろん、それを鑑賞する私も、至福には違いないのだけれど。

2005年04月23日(土) 親業セーフ
2004年04月23日(金) 検分上手な話


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