浅間日記

2006年04月22日(土) 情報と衆愚

養生中である。

共謀罪への反対集会についての記事。

そもそも、悪巧みは政治家のお家芸ではないか。
自らの首を絞めるような法律をつくって、大丈夫なのか。

冗談はさておいて、
こんな重大な出来事が、文化面でしかとりあげられていないのは何故なのか。

今回だけではない。
国民の人生や生活の質に関わる問題は、
−その中に金目の問題が含まれていないとみるやいなや−
いつだって文化面や家庭欄なんである。
このことに、私は大いに不満なんである。

裁判員制度、然り。
へんちくりんなイラストが添えられて、「どうやって仕事をやりくりするか」とか、瑣末なことばかり書かれていた。

産婦人科の医師が不足して子どもを産む場所がない、という問題も同じ。
「本日のばんごはん」とか、「福寿草が満開」とかの隣に配置されていた。

共謀罪みたいな無茶な法案についての記事を、連載小説なんかと
−連載小説はもちろん大切なのだけど−隣り合わせにする、編集者、否、
新聞社のセンス。



有権者にまともな情報を提供しないでおいて、
選挙時にはやたらと煽動的な選挙活動ばかりするのだから、
これで衆愚政治にならない訳がない。

国民をどんどん馬鹿にして、労働と消費だけの家畜にしてしまえば、
確かに、能力のない政治家でも仕事は勤まるかもしれない。

馬鹿馬鹿しい。

2004年04月22日(木) 覚悟と決意のトレーニング


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