浅間日記

2005年09月14日(水) 予想的中の無責任

不思議なことに、今回の選挙について、
「自分の考えが反映されたよい結果だった」と言う人を周囲に全くみない。

テレビを見ないせいだろうかと思い、週刊誌等を物色したけれど、
諸手をあげて「これでよかった」という意見は、やはり見あたらない。

「圧勝した」と評するのは客観的な事実であって、意見ではない。
税金が大変に上がるだの、このツケは大きいだの、
マスコミは何しろ「この先大変よ」というアジテートばかりだ。
それを受け入れろと言わんばかりに。

大変になるだろうという予想をするのは勝手だが、
それはもうマスコミの使命から遠く離れている。

あたかも先物取引のように、先々の時代の趨勢を
ピタリと予想的中させて悦に入ったとしても、
そんなものは実は全然、社会に関与していないのだ。

大変にならないためにはどうすることが最もよいか、
何が間違っていたのか、これが検証できなくては意味がない。

私たちは意志と未来をもって生きていて、
筋書きは毎日書き換えられていくものなのだから。

2004年09月14日(火) 情報とコミットメントのバランス


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