世間一般では筑前煮とでも言うのだろう「がめ煮」は、我が家の作り置きド定番。 ぶつ切り鶏でなく手羽元、たけのこ、レンコン、ゴボウ、にんじん、こんにゃく、椎茸、里芋等々に油揚げor厚揚げ、高野豆腐等を入れるのが我流。 これをどばーんと作ってタッパーに入れておけば、手羽元がある間はメインになり、手羽元がなくなれば小鉢に入れて副菜となる。
だしをきかせた味付けにしているので醤油色は薄い。というか日持ちを優先させなくても問題ない。なぜなら消費がチョッパヤだから。故に我が家の野菜消費率パネエ。野菜室で寝てる暇などねえ。手間暇かけて下ごしらえして作ってもあっちゅーまに消えるがめ煮怖え。いえーい。←疲れてきた。
で、手羽元を入れないバージョンを最近よく作るんだが、彼らが入らないぶん高野豆腐や厚揚げを増やせるのでこれまたヘルシーで良い。私はどっちかというと鶏抜きのほうが好きなのだ。鶏抜きがめ煮は何と呼べば良いのだろう。てか鶏が入らない時点でもうがめ煮とは言えないような気もするがまあいい。
このがめ煮、私はいつも「残ったら全部刻んで春巻きの具にしよう」と目論んでいるのだが、これがなかなか残らない。夫は全く食べ飽きない。残らないので春巻きが作れない。なんか悔しい。 なので春巻きを作るために根菜を買ってこようとするわけだが、根菜があると旦那は「がめ煮だ〜♡」と言うので「だねー」と言って結局がめ煮を作る。
春巻きが食べたい私はいつまでたっても春巻きが作れない。 春巻きがたいして好みではない旦那はタケノコを見て「春巻き」とは連想しない。 春なのに春巻きが食べられない。 春なのに春巻きが。 春のうちに春巻きを作って食べたい私は悶々としてがめ煮を作る。
いや、そこはがめ煮と春巻き両方作れよ。 がめ煮が残ったら作ろうじゃなくて春巻きのためにタケノコたくさん買ってこいよ。いやほんとそうだわ。たくさん作って冷凍しとけばいいじゃん。←書きながら「作った春巻きを一つずつラップして冷凍しておく」という手段をようやく思いついた。←バカ。
……明日こそ春巻き作ろっと。
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