物心ついた頃から格闘技好きの私は相撲、ボクシング、キックボクシング、プロレス番組が始まるとテレビの前から動かなかった。
当時からワーワー応援する派でなく、じっくり観戦派だった。 実況解説にしっかり耳を傾け、感心したり自分でも分析したりするのが好きだった。
そんな小学生女児が実況も耳に入らぬほどに身を乗り出し目を見開き拳を握りしめて興奮気味に見た最初のそれは「タイガージェットシンvsアントニオ猪木」。
これですっかり新日本プロレスに心奪われた。 シンvs猪木は見逃したことがない。 これをわくわくと言わずになんと言うんだ。
やがて猪木の弟子、藤波辰巳の登場で私の新日愛はピークに達する。
高校生になってからは部活もあり平日土日長期休み全てが忙しくテレビを見る暇などなくなり、娯楽は唯一深夜に聞くラジオ放送だけになる。
その深夜放送でも猪木の名は度々耳にする。 男はみんな猪木が好きだ。 技の名前も名言も一般常識レベルで知っている。 アントニオ猪木はレスラーを超えた唯一無二の存在なのだ。
最高の興奮をありがとう。 プロレスの面白さを、燃える闘魂を見せつけてくれてありがとう。
最後はこれで〆ます。 イノキ!ボンバイエ! イノキ!ボンバイエ!! イノキ!ボンバイエ!!! イノキ!ボンバイエ!!!!→そしてあのトランペットへ。
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