うちの夫はあと20ヶ月ちょいで傘寿になる紛うことなき後期高齢者。 なので私の目を盗み買い物かごへ苺ジャムを入れて購入したくせして、いざパンにつけて食べてみたとたん「これ思ったほど美味しくなかったからもういらなーい」と言われても私は「それは残念だったねー、じゃあそのジャムは歯磨きペーストのかわりにしてきっちり使ってしまいなさいねー」とか「パンがだめなら炊きたてご飯にたっぷりのせればいいじゃないの」などとは言いません。私は最近すこぶる腸内環境が良いので優しさ成分が85%くらいになっているのです。
しかしながら、 柚子胡椒や焼鳥のたれは無駄なく利用できたものの、苺ジャムはどうしたものかと考え続けてはや2週間近くが過ぎました。 致し方有りません。私はジャムというものが子供の頃からとてつもなく苦手なため、なかなか良い考えが思いつかないのです。
つかなさすぎてやはり旦那の歯磨きペーストにまぜこんでやろうかなどと、うっかりそうじゃない15%の考えが頭をよぎったりしたこともありましたがロープロープ、これはいけません。彼の好きなごはんですよにこっそり混ぜ込むこともやめてあげましょう。
うーむ、やはり肉の下ごしらえとかに使うのがベストかなあと思いましたが、なかなか勇気がでない。せっかく買ってきたおいしいお肉に嫌いなジャム臭がすこしでも感じられようものなら、きっと私の優しさ成分など一瞬で0%になりますからして。
というわけで、 大切かつ貴重な私の優しさ成分が減ってしまわぬよう、根本原因であるこのジャムはなかったことにします。フードロスより私の精神衛生のほうが大事なんで。
あ、もちろん旦那に意見したり注意したりしませんよ。ましてや叱るなんて。
猫と年寄りは叱っても無駄。何やってもかわいいかわいい思っておれば平和なものなのです。←たとえ買ってきたばかりの布団圧縮袋に猫が爪をたててもort←そして旦那はジャムをやめてピーナツバターを購入したが2日目で飽きた模様。←おのれ伊右衛門....。
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